えびす顔の造花卸売問屋元社長からの手紙

かすかな希望を抱いて幸せを自慢する尊大な手紙。重複掲載御免。造花仏花の造花輸入卸売問屋ニューホンコン造花提供

信長からオイルマネーに

2007年10月27日 23時15分44秒 | 芸術
 京都国立博物館で開かれている狩野永徳展(毎日新聞など主催)に両親、妻の四人で行ってきました。芸術の秋パート8です。

 わびさびがまだまだ分からないためでしょう。墨絵風の単調な色彩のものより、金箔で飾られた色鮮やかな作品に目が行きます。

 当然、中でも「国宝 洛中洛外図屏風」

 

 と「国宝 檜図屏風」(冒頭の写真)は釘付けになりました。

 洛中洛外図は京の町衆らを2500人も衣装、表情ともに細密に描いています。23歳にしてのこの繊細さには驚きます。
 一方、檜図。巨大な檜が荒ぶるようにその枝を四方に伸ばしています。晩年にして、「怪々奇々(かいかいきき)」と言われた大胆な構図に肝を抜かれます。

 永徳の画風の移り変わりをまじまじと見せつけられる展示でした。それは日本画壇の変遷を垣間見ることにもつながります。

 それにしても、狩野派の共同作業から村上隆さんを連想してしまうのは私だけではないでしょう。もちろん村上さん自身、主宰するアーティスト集団を「Kaikai Kiki」と名づけているのですから。

 村上さんの作品は「オイルマネー」で高く買われているとの話しも聞きます。狩野永徳が信長、秀吉に重用されたのに重ねると、日本美術界のパトロンの様変わり、と言うより歴史の「怪々奇々」さにため息が出ます。

 11月18日(日)まで。お見逃し無く。
 
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コメント (2)
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