みなさん こんにちは
4月の統一地方選挙での日本維新の会の躍進を受けて、5月20日付け毎日新聞オピニオン欄で井上寿一学習院大学教授が戦前の第三党と日本維新の会との類似性を指摘しています。
1930年代、「国防には軍備だけでなく、国民生活の安定、農山村漁村の更生、国民教化が必要」だとす陸軍の広義国防論に対し、政権与党は粛軍政策を目指しました。一方、第三党だった社会大衆党はその広義国防論を支持。日本維新の会も、防衛費の国内総生産2%への増額、憲法第九条の改正を掲げながら、身を切る政治改革、税・社会保障・労働市場改革をを通して、経済成長と格差是正を目指している。当時の社会大衆党と類似する政治的役割を担っている。
社会大衆党を躍進させた民衆は、国際的危機下に軍備拡大を容認しつつ、議会政治改革、格差是正の社会政策改革を期待した。その有権者の意識は現代も変わらない。その意識を見誤らないようにすべきだと。
私の周りには、維新の会を支持する方はあまりいませんでした。なのにどうしてこれほどの得票を得たのか、とても不思議でした。最近ちょっとわかったことと、こういうことなんだなと思うことを書いてみます。1~5は私が知人らから聞いた話です。6~9は私の考えです。
1、土建業の友人は、大阪で自民を支持していた建築屋の多くは維新に鞍替えした。それは権益を持っているから。私はずっと支えてきた自民を、(大阪府市の与党を離れた)だからと言って見限る気持ちはない。
2、大阪のある経済団体の最高幹部の方は、維新も経済界を敵に回したくない。教育の無償化でほかの予算を削らないといけないところも、こちらの要求には譲歩してくる。こちらも歩み寄る。首長と議会を抑えられたら、一人反対してもどうしようもない。大阪の自民は弱すぎる。大阪の経済界はもう維新を応援している。
3、奈良の知人は、奈良知事選で自民にずっと入れてきたが、前知事は4期連続で長すぎる。新しい風を吹き込んで欲しかった。維新候補に入れた。
4、大阪の知人も、本来は自民だけれど、今を変えて欲しくて維新に入れた。維新は保守だ。
5、別な知人は、維新は二重行政の無駄を省いてくれたから投票した。
6、野党にこれまで投票してきた方々の中には、俗に言う革新ではなく保守だけれど、自民がだらしないから野党へ投票していた。そんな層の受け皿に維新がなったんじゃないでしょうか。つまり自民に嫌気をさした保守の多数が、革新に投票するのが嫌で保守の維新を選択した。
7、保守、革新にかかわらず、今の政治に飽き飽きしている住民が、何かを変えてくれると維新に入れた。
8、世論調査で軍備増強は賛成だけれど、負担が回ってくるのは嫌との意見が多い。軍備増強を唱えながら行政の無駄を省くと言う維新。世論とその政策がまさしく一致している。井上教授のお話しそのもの。
9、大阪万博、カジノ建設での経済活性化は関西経済界と思惑が一致している。
私一人の見聞と考えなので、極端になっているところもあるはずです。皆さんどう思われますか。違うと思われたり、「こんなこと考えられるよね」がありましたら、ぜひコメントをお願いします。「そうそう、そこはその通り」っていうコメントもうれしいです。よろしくお願いします。
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