安倍新首相が昨日、衆議院で所信表明を行い「美しい国、日本」を目指すと宣言しました。
これを聞いて、38年前ストックホルムのノーベル文学賞受賞式で、川端康成が話したスピーチ「美しい日本の私 その序説」を思い出した方もいらっしゃるでしょう。
今、私の手元にその原文はありません。その26年後に、今度は大江健三郎が、同じ場所で「あいまいな日本の私」とスピーチした中に、川端のこの言葉を取り上げています。
それによると、その言葉はたいそうあいまい、川端の虚無の美は西洋流のニヒリズムではなく、東洋古典世界の禅の思想の流れにある、と。
そして、今、安倍首相が唱える「美しい国、日本」は、
1、文化、伝統、自然、歴史を大切にする国
2、自由な社会を基本とした規律を知る国
3、成長し続ける国
4、世界に信頼、尊敬されリーダーシップのある国
です。
安倍首相の「美しい国、日本」はとっても立派だけれども、川端の唱える「虚無な美」の方に共感を覚えるのは、私自身が生に対して既に虚無的だからでしょうか。
それにしても、今日の阪神。中日に負けてしまいました。明日もありますが、厳しい。でも最後まで、選手らの力一杯のプレーを応援したい。
おまけ
お気づきの方もいらっしゃるでしょうが、今日の文章の手法、井上陽水の「傘がない」を真似ました。
「元新聞記者が明かす 小さな会社 マスコミデビューの法則」(竹林館、岡田 光司著、1500円 ISBN4-86000-104-4 C2034 ¥1429E)、近鉄今里駅前・天狗書房、勝山通り・大山書店で絶賛発売中。
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それによると、その言葉はたいそうあいまい、川端の虚無の美は西洋流のニヒリズムではなく、東洋古典世界の禅の思想の流れにある、と。
そして、今、安倍首相が唱える「美しい国、日本」は、
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2、自由な社会を基本とした規律を知る国
3、成長し続ける国
4、世界に信頼、尊敬されリーダーシップのある国
です。
安倍首相の「美しい国、日本」はとっても立派だけれども、川端の唱える「虚無な美」の方に共感を覚えるのは、私自身が生に対して既に虚無的だからでしょうか。
それにしても、今日の阪神。中日に負けてしまいました。明日もありますが、厳しい。でも最後まで、選手らの力一杯のプレーを応援したい。
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