本格政権交代か?!
それとも、
多極分散の木阿弥か?!
蠢く、本格政権交代阻止勢力!!
やっぱり、業師の台頭が始まった。毒牙に掛けられようとしているのは、東国原知事である。簡単な図式で描いてみれば、はっきりする。
東国原知事が、旋風の如く知事選を勝利して、宮崎に新たなうねりを起こしたことは評価に価する。独自の観点から、地方分権の促進を標榜することも頷ける。人気度も高いタレント性も評価出来る。
橋本知事においても、基本的には同じ傾向を持つ。
それと今回の総選挙の戦略的課題は別だ。今回は、未曾有の本格政権交代のチャンスにある。そこに今回の重要な問題点が浮かび上がる。
今回の着目点は、彼らのタレント性と、彼らの標榜する地方分権がリンクしている。地方分権は今回総選挙の争点の一つである。最大の争点ではない。最大の争点は、政権交代である。こうしてみれば、業師は彼らのタレント性を取り込み、地方分権に譲歩するのは明らかである。それは本格政権交代を阻止する、大きな戦術になるからである。
なんとしても本格政権交代を阻止しようとするのが、政権を死守しようとする勢力である。あるいは、政権に巣くって売国勢力とも、利害が一致する。そこを見抜かなくてはならない。
その観点が、東国原知事にあるのか? あるいは橋本知事にあるのか? 中田市長にあるのか? ないと思う。彼らには、魂胆はないにしても、現職に伴う意識から来る『地方分権』だけである。これでは問題の重さが違う。
毒牙に掛かってはならない。大局的観点に立てば、優先されるべきは本格政権交代である。その他のことは、その経過を経て、論議されるべき事なのである。
政権交代を阻止しようとする勢力は、形振り構わず、あらゆる手段を弄する。政権交代には結集力を必要とする。それは言うまでもなく、野党第一党に結集しなければならないことは、誰が考えても明らかである。それ以外の促しは、勢力の分散、政権交代阻止と観て間違いがない。
小異を捨て、大道につくべき時は、今である。
『這ってでも、総選挙に行こう。そして、今回だけはすべてを置いて、民主党に投票しよう。』これがなければ、本格政権交代は実現しない。至極、当たり前の話である。
それを中座するいかなる案分も、本格政権交代阻止の目論見である。見間違ってはならない。