かなかなを遠くに聞きし祖母の庭 つゆ草
平凡な今日の句ですが、ここ何年かひぐらしもつくつく法師も聞いていない事に気づき、幼い頃の生家を思い出しました。東の端にあった祖母の部屋の前に柿の木や楓の木があり、何故か私はその縁側でかなかなを聞くのが大好きだったのです。母が入院している間預けられていた親戚の家でも,夕方になると縁側にいた記憶があります。あの哀愁のある鳴き声が小さい頃から好きだったのは、、寂しがり屋だったせいで、大人になってもあの響きは忘れられません。少し窓から涼しい風が入ってくる様になり、セミの声より虫の音が欲しくなってきた昨今ですが、遠くの方で鳴くかなかなかな・・を聞きたいものです。法師蝉と蜩は初秋の季語なのです。
平凡な今日の句ですが、ここ何年かひぐらしもつくつく法師も聞いていない事に気づき、幼い頃の生家を思い出しました。東の端にあった祖母の部屋の前に柿の木や楓の木があり、何故か私はその縁側でかなかなを聞くのが大好きだったのです。母が入院している間預けられていた親戚の家でも,夕方になると縁側にいた記憶があります。あの哀愁のある鳴き声が小さい頃から好きだったのは、、寂しがり屋だったせいで、大人になってもあの響きは忘れられません。少し窓から涼しい風が入ってくる様になり、セミの声より虫の音が欲しくなってきた昨今ですが、遠くの方で鳴くかなかなかな・・を聞きたいものです。法師蝉と蜩は初秋の季語なのです。