つゆ草

写真と俳句

今日の1句

2016-02-12 15:38:55 | 日記
凍て土に生るる呼吸根愛し   つゆ草

先日の鵜の岬の吟行の時出来た句です。カメラは持って行ったのに散歩の時は車の中に残したままで、残念ながら写真には撮る事が出来なかったのですが、本当に不思議な根の生命を感じた姿でした。どうも水分が多く含まれた土壌にしか伸びてこない根らしく、皆様の句では仏像の形を詠んだ方が多く、確かにそんな姿にも見えましたが、私にはただ愛らしさだけが見えたので句にしたのですが提出は止めました。きっと皆さんこれに関して沢山すばらしい句を作っていられると思い引っ込めたのですが、出せば良かった等、後悔しています。まだまだ知らない自然が沢山あることに感動です。
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今日の1句

2016-02-07 12:32:29 | 日記
さざ波の春に戸惑ふ浜辺かな   つゆ草

昨日一昨日と俳句の仲間と鵜の岬の方へ吟行に行って来ました。去年の夏は皆で裸足になって浜辺ではしゃいだのですが、昨日は立春を過ぎたというのに寒い日で、同じ浜辺も寂しそうでした。幸いにもとっても素敵な宿泊所で、周りには広大な公園があり、地元の方に珍しい物をいろいろ紹介していただきました。次の日も高台にある自然公園に連れて行って下さり、そこでも呼吸根という根の子供のような愛らしい姿がにょきにょき出ているものを教えて下さったり、五億年前の岩を流れるという小滝など俳句を作る上の材料満載で、初めて見る私にはとても大きな収穫となりました。都会には無い自然の息吹が、ちょっと離れるとこんなにも有る事に感心するばかりです。緊張して参加した吟行でしたが、今も心満たされた思いが残っています。仲間の皆様に感謝です。

            
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今日の1句

2016-02-03 12:47:19 | 日記
節分は父の命日五穀炊く  つゆ草

もう10年位前になりますが、節分の日の夜父が亡くなってからこの日が来ると、しみじみと父の事を思い出します。確か今年は13回忌だったような気がしますが、姉の体調も悪い事から故郷でのお寺での催事はやらない事になりました。父に謝りましたが、実家の姉の身体の方を優先ですので仕方ありません。子供の頃は父の大きな声が「鬼は鬼はそとー,福は福はうちー」と、家中響いたものでした。教師をしていた父は人一倍声が大きかったのです。今はご近所でも全くこんな声は聞きません。今日は父の好きだった五穀米入りの散らし寿司を、写真の前に供えました。知人からいただいた浅草寺の有難いお豆を、きっと今夜は主人が無言で撒いてくれるでしょう。
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今日の1句

2016-02-01 10:57:05 | 日記
生き生きと巣鴨のお婆春の町   つゆ草

今日から2月です。でも今朝などは布団から出るのが嫌な程寒かったので、実際の春はまだ先の様です。昨日は今月巣鴨で句会をやる予定もあり、一足先に吟行に行って来ました。前にも一度行った事はあるのですが、兎に角噂通り年配の方が多く、それも60代から70代、80代の女性が元気なのです。立ち並ぶお店もそんな年齢にふさわしい物が置いてあり、楽しいことには違いないのですが、有名な赤パンツにはちょっと抵抗がありとても中には入れませんでした。でも人気があるらしく、お婆様達が元気なのはこのせいかも知れないと感心した巣鴨でした。
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