これが私の生きる道

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「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」

2014年10月02日 21時23分25秒 | 芸能・テレビ
今クールの連ドラで一番面白かったのは
「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」です。
「不倫を推奨している、内容がけしからん」って言う声もあるみたいですけど
不倫のドラマです、ってはじめから宣伝しているわけで
そういう思想を持っているなら最初から見なきゃいいんですよね。
見ていないで文句だけ言っていたらそれもおかしいし、
自分のさみしさをクレームで埋めているんですかね。

とりあえずキャスティングが絶妙でした。
一番非難を浴びそうな利佳子に
同性からの好感度が高めの吉瀬さんを持ってきたのは良かったです。
これが高岡早紀だったら
たぶん攻撃が集中しちゃって炎上しかねないですから、
現実的にはこちらの方がリアルだったりするんですけど。
吉瀬さんなら、あくまで物語ですから、って
落ち着かせやすいと思います。

全体的に不穏な配役でした。
まず利佳子の旦那役の木下ほうか、
ゴールデンの時間帯であんな重要な役所に置くには
不気味すぎるでしょう。
だから金持ちで子供がいるのに男漁りしている
どう見てもかばいようのない利佳子が
それほど責められないばかりか
そうしてもしょうがないと思わせる効果を生んでいます。

紗和の旦那の愛人役、美鈴を演じた木南晴夏も適役でした。
気が強くてSっぽいキャラには
本当打ってつけです。
でもこういう既婚者ばかり好きになって
相手が離婚とかして本気になったら冷めちゃう
困った女っているんでしょうね。

あとは紗和の義母役の高畑淳子の怪演も
見逃せません。
あのしゃべり方、おかしいでしょう(もちろんいい意味で)
もう出てくる度に笑っちゃいましたよ。
あれがクッションになって
話がシリアスになりすぎないような効果があったと思います。

そして最大の違和感が裕一郎が務めている高校の校長ね、
あれってトランスジェンダーですよね。
女性の校長っていうのだけでも珍しいのに
ネクタイ着用、髪型、話し方
どれをとってもそれを示唆しています。
しかし劇中ではそれについて誰もつっこまないのが
見ていて不思議でした。
でも最終回で自ら同性愛者であることを匂わせるセリフがあって
あそこまではっきり言わせないでもいいのかなぁって思いました。
ちなみに校長役のりりぃさんはドリカムの吉田美和の義母です。

結局、紗和と裕一郎は別れてしまうわけですが
まぁ落としどころとしてはしょうがないと思いますけど
裕一郎夫婦があの後、うまくやっていけるとは
とても思えないんですけどね。
あの乃里子が許してくれるとはどう考えてもね。

細かいところでは、紗和が奥さんでセックスレスというのも
説得力がちょっとないですね、
それは稲森いずみの方があります。
上戸彩は開始前は不安でしたけど
不倫でもあの役所ならば結構適役でした。
この役をやる噂のあった長澤まさみだったら
ここまでプラトニックにはしないような気がしました。

不倫にはもちろん反対ですが
子供がいなかったら、
まぁ仕方ないのかなぁとも思います。
男性が既婚者で、女性が独身の不倫の場合、
半年、SEXしないでそれでも別れなかったら
その愛は本物だと思います。
(要は男が不倫するのは結局身体目当て、ということ)

最後に主題歌ですが、一青さんには「Final Call」という
すばらしい不倫ソング(自分が勝手にそう位置づけているだけです)が
あるんですが、
残念ですが今回は「他人の関係」の方が
ドラマのテイストに合っていました。
これが話題になったことで
一青さんが徳永英明のような
カバー歌手になっていってしまうんじゃないかと
とても心配してます。

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