キャストを見て、知っているのは柿丸さんと松本さんだけだし
正直な所、行こうかどうか迷っていた位で
3300円って舞台にしては安いしつまんなくてもダメージ少ないかと
今週末ギリギリに予約したので整理番号は50番台でした。
会場は、「渋谷 ギャラリー LE DECO」という
雑居ビルの5階で、このビル全階がギャラリーになっているようです。
もちろんこんなおしゃれな施設には縁がなくてはじめて来ました。
埼京線の渋谷駅のホームは山手線などのそれとは
遠く離れており(東京駅の京葉線みたいな扱い)
いつもは500mほど歩かないとハチ公口には出れなくて疲れますが
今日は新南口が最寄の出口で
電車を降りてから会場まで5分も掛かりませんでした。
中は高校とか中学校とかの教室の半分位の大きさでしょうか
物語の舞台がギャラリー内ということもあり
絵やガラスの置物などが展示されています。
演出、脚本の江本さんが裏方として普通にそこにいて
差し入れで貰ったと思われる色んなお菓子を
お客さんに勧めていて
自分も調子にのって3つ位頂きました。
最終日ということもあって立ち見の人も数人いる位、場内満員でした。
あらすじ
娘の作品を観るためにギャラリーにやってきた靖恵(千葉雅子)と
その妹の佳代(柿丸美智恵)は、
ギャラリーで出会った尖ったアーティストの美幸(荻野友里)としほ(松本まりか)の
理解不能な世界観に戸惑い、会話が全くかみ合わない。
激怒したしほに呼び出されたアーティスト仲間のひとみ(佐久間麻由)が
ギャラリーにやってきたことによって、場がさらにこじれていく
前述した通り、そんなに期待していたわけではありませんでしたが
これがその予想を覆す位の面白さでした。
とりあえずこれだけ最初から最後まで
笑い声が絶えない舞台というのも記憶にありません。
はじめは、おばさん二人と若い3人のアーティストの
ジェネレーションギャップを中心に話を進めるのかと思っていましたが
それは序盤だけで
女性同士のそれぞれの関係性によるバトルが中心となります。
しほが一方的にひとみのことを恨んでいて
その理由が、アーティスト特有の複雑な感情かと思いきや
ひとみがしほの了承なしに一緒にカラオケに行ったときの写真をブログでアップしたという
どうでもいいようなことで
案外、人が怒りを抱くのはこんな些細なことでしょうね。
美幸は最初はアーティスト然としたとんがったように見せていましたが
話が進むにつれて割と普通な女子になっていって
芸術家の割にはつまらないことで悩む様子が面白かったです。
この役を演じた荻野さんは今回はじめて知りましたが
一気にファンになりました。
自分の知らないところでまだこんなに素敵な女優さんがいたんですね、
テレビとかもっと出れば人気が出ると思うんだけどな。
しほは一番エキセントリックな感じでしたが
本性は5人の中で一番弱い性格なのは間違いありませんね、
現実社会でも弱い人にかぎって虚勢を張っているっていうこと
よくありますもんね。
しほ役の松本さんはここ数年、観に行くお芝居でよく見掛けます。
叫ぶシーンが多いせいか喉がつぶれているようで
声を出すのが辛そうでした。
ひとみはこの中では一番動じない強さがあるように感じました。
表面上はとっつきやすいんだけど
そこから先は中々心を許さない厄介なタイプ。
この役を演じた佐久間さんもお初かと思っていましたが
今調べたら以前観に行った「墓場、女子高生」に出演されていたようで
その時どんな役をやっていたか覚えてないですね。
これからはチェックするようにします。
靖恵はまぁよくいそうなおばさんなんだけど
本当にいたとしても別に嫌いにはならないです、この人は。
多分自分が女になったらこの人と似たようなおばさんになるんじゃないかなぁ、
そこまで厳格ではないが、逸脱したことは許せない、みたいな。
千葉さんも今回はじめてお芝居を見ましたけど
上手いですよね。
佳代はこの中じゃダントツで楽に生きられるタイプですよね。
お芝居中にも「あなたが一番部外者よね」と突っ込まれますが
こういう風な立場に身を置けるように自分もなりたいです。
柿丸さんは言うまでもありませんね、
毛皮族ではもっとトンでいる役が多いけど
こういうある程度、普通の役柄の方が奇怪さが増していいのかもしれません。
で一番びっくりしたのが、江本さんが客席にいて
お客さんと一緒にステージを見ていて
たまにそちらを見ると、これが全く笑っていないっていう、
まぁ自分が書いたお話だからそういうものなのかもしれないけど
自分が演者だったら絶対に嫌だなぁ、気になっちゃって。
これも含めて演出だったのかなぁ。
他にも笑える小ネタが多数あり
ものすごくおススメの舞台ですが、残念ながら今日が最終日でした。
公演パンフレットを見ると
再再演も考えているということなので
その際にはぜひ見てもらいたいです。
正直な所、行こうかどうか迷っていた位で
3300円って舞台にしては安いしつまんなくてもダメージ少ないかと
今週末ギリギリに予約したので整理番号は50番台でした。
会場は、「渋谷 ギャラリー LE DECO」という
雑居ビルの5階で、このビル全階がギャラリーになっているようです。
もちろんこんなおしゃれな施設には縁がなくてはじめて来ました。
埼京線の渋谷駅のホームは山手線などのそれとは
遠く離れており(東京駅の京葉線みたいな扱い)
いつもは500mほど歩かないとハチ公口には出れなくて疲れますが
今日は新南口が最寄の出口で
電車を降りてから会場まで5分も掛かりませんでした。
中は高校とか中学校とかの教室の半分位の大きさでしょうか
物語の舞台がギャラリー内ということもあり
絵やガラスの置物などが展示されています。
演出、脚本の江本さんが裏方として普通にそこにいて
差し入れで貰ったと思われる色んなお菓子を
お客さんに勧めていて
自分も調子にのって3つ位頂きました。
最終日ということもあって立ち見の人も数人いる位、場内満員でした。
あらすじ
娘の作品を観るためにギャラリーにやってきた靖恵(千葉雅子)と
その妹の佳代(柿丸美智恵)は、
ギャラリーで出会った尖ったアーティストの美幸(荻野友里)としほ(松本まりか)の
理解不能な世界観に戸惑い、会話が全くかみ合わない。
激怒したしほに呼び出されたアーティスト仲間のひとみ(佐久間麻由)が
ギャラリーにやってきたことによって、場がさらにこじれていく
前述した通り、そんなに期待していたわけではありませんでしたが
これがその予想を覆す位の面白さでした。
とりあえずこれだけ最初から最後まで
笑い声が絶えない舞台というのも記憶にありません。
はじめは、おばさん二人と若い3人のアーティストの
ジェネレーションギャップを中心に話を進めるのかと思っていましたが
それは序盤だけで
女性同士のそれぞれの関係性によるバトルが中心となります。
しほが一方的にひとみのことを恨んでいて
その理由が、アーティスト特有の複雑な感情かと思いきや
ひとみがしほの了承なしに一緒にカラオケに行ったときの写真をブログでアップしたという
どうでもいいようなことで
案外、人が怒りを抱くのはこんな些細なことでしょうね。
美幸は最初はアーティスト然としたとんがったように見せていましたが
話が進むにつれて割と普通な女子になっていって
芸術家の割にはつまらないことで悩む様子が面白かったです。
この役を演じた荻野さんは今回はじめて知りましたが
一気にファンになりました。
自分の知らないところでまだこんなに素敵な女優さんがいたんですね、
テレビとかもっと出れば人気が出ると思うんだけどな。
しほは一番エキセントリックな感じでしたが
本性は5人の中で一番弱い性格なのは間違いありませんね、
現実社会でも弱い人にかぎって虚勢を張っているっていうこと
よくありますもんね。
しほ役の松本さんはここ数年、観に行くお芝居でよく見掛けます。
叫ぶシーンが多いせいか喉がつぶれているようで
声を出すのが辛そうでした。
ひとみはこの中では一番動じない強さがあるように感じました。
表面上はとっつきやすいんだけど
そこから先は中々心を許さない厄介なタイプ。
この役を演じた佐久間さんもお初かと思っていましたが
今調べたら以前観に行った「墓場、女子高生」に出演されていたようで
その時どんな役をやっていたか覚えてないですね。
これからはチェックするようにします。
靖恵はまぁよくいそうなおばさんなんだけど
本当にいたとしても別に嫌いにはならないです、この人は。
多分自分が女になったらこの人と似たようなおばさんになるんじゃないかなぁ、
そこまで厳格ではないが、逸脱したことは許せない、みたいな。
千葉さんも今回はじめてお芝居を見ましたけど
上手いですよね。
佳代はこの中じゃダントツで楽に生きられるタイプですよね。
お芝居中にも「あなたが一番部外者よね」と突っ込まれますが
こういう風な立場に身を置けるように自分もなりたいです。
柿丸さんは言うまでもありませんね、
毛皮族ではもっとトンでいる役が多いけど
こういうある程度、普通の役柄の方が奇怪さが増していいのかもしれません。
で一番びっくりしたのが、江本さんが客席にいて
お客さんと一緒にステージを見ていて
たまにそちらを見ると、これが全く笑っていないっていう、
まぁ自分が書いたお話だからそういうものなのかもしれないけど
自分が演者だったら絶対に嫌だなぁ、気になっちゃって。
これも含めて演出だったのかなぁ。
他にも笑える小ネタが多数あり
ものすごくおススメの舞台ですが、残念ながら今日が最終日でした。
公演パンフレットを見ると
再再演も考えているということなので
その際にはぜひ見てもらいたいです。