あらすじ
桜井雨は中学2年の女の子。幼い頃に母を亡くし、
今はベーシストの父、朝晴と二人で暮らしている。
朝晴は蝶の採取が趣味で、幻の蝶と呼ばれている
コウトウキシタアゲハを捕まえるために、台湾に行く。
森の中でついに幻の蝶を発見!ところが、捕まえたと思った瞬間に、穴に落ちてしまう。
数日後、朝晴は無事に帰国。心配していた雨は、涙を流して喜んだ。
が、朝晴の姿は雨にしか見えなかった。
朝晴は自分の体を穴の底に置いてきた。魂だけが戻ってきたのだ。
もう一度、雨に会いたくて・・・・・・。
あらすじを読むだけで、最後は娘と別れて天国に戻っていくんだろうなぁ、
と大方の予想はついてしまうわけで
期待していたわけではなく
チケットを買ったのも3日前でした。
しかし、これがいい意味で裏切られることになりました。
どんでん返しな真実がかなり用意されていて
飽きさせません。
原作は未読でしたが、話自体は分かりやすくて
むしろ知らない方が楽しめるような気がしました。
雨役の吉田里琴ちゃんはいいですね、
セリフはもうちょっとテンポを落としてもいいような気がしましたが
あまり演技が達者すぎても中学2年という年齢設定からして逆におかしいし
なにより雰囲気が役にぴったり合っています。
これは努力とかで何とかなるものでもなく
そういった意味では才能に近いものですけど。
「あまちゃん」にも出ていたみたいですね、
全く気付かなかったんですけど。
この頃、この年頃の子を見ると
自分の娘だったらいいだろうなぁということを思うようになりました。
それと嫁ぐ前に死んだ方が幸せじゃないかということですね、
初恋の人とは逢わない方がいいっていうじゃないですか、
あれと一緒でいい思い出だけを胸にしまった方がいいというか。
あれっと思うところも結構あって
そもそも朝晴は天国に行く必要がないのになぁっていうことで
基本的に他人には見えないんだから死んでいることにしても支障がないし
保険金も入るだろうから当座のお金の心配もないし
そのままの生活を続けていても
朝晴が本当は死んでいることを雨が理解していれば済む問題だと思うんですけどね。
それよりももっとショックを受ける事実があるんですが
雨がそれを案外、簡単に受け入れていたのが
話の進行上、仕方ないのかもしれませんが
どうなんだろうと、思いました。
朝晴と雨の別れのシーンがクライマックスですが
分かっていながらも泣いてしまいました。
確実に涙腺が緩んでいるのが分かります。
欲をいえばもうちょっと泣かせるようなベタな演出でも
いいかなぁと思いましたが
まぁあんまりしつこいのも何でしょうか。
はじめて観た舞台がキャラメルボックスの舞台で
その後、もっとアングラなものや刺激的なお芝居に流れて
またここ数作、連続で見ていますが
原点回帰かしれませんが、またここに戻ってきたのかなぁという感じです。
極悪人は出てこないし
綺麗事っぽいところもあってそこが嫌な時期もありましたが
フィクションなんだから別にいいか、って
現実が嫌なことばかりだから
お芝居ではそういうの目の当たりにしたくないっていう心理が働いているのかもしれません。
それはともかく、これはかなりおススメできる舞台です。
桜井雨は中学2年の女の子。幼い頃に母を亡くし、
今はベーシストの父、朝晴と二人で暮らしている。
朝晴は蝶の採取が趣味で、幻の蝶と呼ばれている
コウトウキシタアゲハを捕まえるために、台湾に行く。
森の中でついに幻の蝶を発見!ところが、捕まえたと思った瞬間に、穴に落ちてしまう。
数日後、朝晴は無事に帰国。心配していた雨は、涙を流して喜んだ。
が、朝晴の姿は雨にしか見えなかった。
朝晴は自分の体を穴の底に置いてきた。魂だけが戻ってきたのだ。
もう一度、雨に会いたくて・・・・・・。
あらすじを読むだけで、最後は娘と別れて天国に戻っていくんだろうなぁ、
と大方の予想はついてしまうわけで
期待していたわけではなく
チケットを買ったのも3日前でした。
しかし、これがいい意味で裏切られることになりました。
どんでん返しな真実がかなり用意されていて
飽きさせません。
原作は未読でしたが、話自体は分かりやすくて
むしろ知らない方が楽しめるような気がしました。
雨役の吉田里琴ちゃんはいいですね、
セリフはもうちょっとテンポを落としてもいいような気がしましたが
あまり演技が達者すぎても中学2年という年齢設定からして逆におかしいし
なにより雰囲気が役にぴったり合っています。
これは努力とかで何とかなるものでもなく
そういった意味では才能に近いものですけど。
「あまちゃん」にも出ていたみたいですね、
全く気付かなかったんですけど。
この頃、この年頃の子を見ると
自分の娘だったらいいだろうなぁということを思うようになりました。
それと嫁ぐ前に死んだ方が幸せじゃないかということですね、
初恋の人とは逢わない方がいいっていうじゃないですか、
あれと一緒でいい思い出だけを胸にしまった方がいいというか。
あれっと思うところも結構あって
そもそも朝晴は天国に行く必要がないのになぁっていうことで
基本的に他人には見えないんだから死んでいることにしても支障がないし
保険金も入るだろうから当座のお金の心配もないし
そのままの生活を続けていても
朝晴が本当は死んでいることを雨が理解していれば済む問題だと思うんですけどね。
それよりももっとショックを受ける事実があるんですが
雨がそれを案外、簡単に受け入れていたのが
話の進行上、仕方ないのかもしれませんが
どうなんだろうと、思いました。
朝晴と雨の別れのシーンがクライマックスですが
分かっていながらも泣いてしまいました。
確実に涙腺が緩んでいるのが分かります。
欲をいえばもうちょっと泣かせるようなベタな演出でも
いいかなぁと思いましたが
まぁあんまりしつこいのも何でしょうか。
はじめて観た舞台がキャラメルボックスの舞台で
その後、もっとアングラなものや刺激的なお芝居に流れて
またここ数作、連続で見ていますが
原点回帰かしれませんが、またここに戻ってきたのかなぁという感じです。
極悪人は出てこないし
綺麗事っぽいところもあってそこが嫌な時期もありましたが
フィクションなんだから別にいいか、って
現実が嫌なことばかりだから
お芝居ではそういうの目の当たりにしたくないっていう心理が働いているのかもしれません。
それはともかく、これはかなりおススメできる舞台です。