これが私の生きる道

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月刊「根本宗子」第9.5号「私の嫌いな女の名前、全部貴方に教えてあげる。」

2014年08月28日 23時38分31秒 | 演劇
3か月前に『スズナリで、中野の処女がイクッ』を観て
面白かったので、今回も観に行きました。
会場はテアトルBONBONという中野駅から10分ほど歩いた場所にあって
はじめて訪れました。
あまり大きくなく客席数も100ちょっと位でしたが満員で
当日券の方々は通路に座布団を敷いて座っていました。

男女比は6:4で女性が多いように感じました。
主演の土屋シオンっていう俳優さん目当てっぽい人が
多かったようです。
開演までの客入れの曲でBisの曲が流れていて
これだけでテンション上がりました。
しかも5分前のアナウンスに合わせて
「nerve」をぶつけてきたのはさすがだなぁと感心しました。
一つ欲をいえば、客出しの曲は
「primal.」だったら最高でした。

大雑把にあらすじを書くと、売れないバンドマンの彼氏が合コンに行って、
浮気してそれが彼女にバレて、一悶着ある、
といった感じです。
前半が合コンの様子が描かれていて、
後半が浮気がバレてからの顛末になります。

前半と言っても1時間近く合コンのシーンが続くのですが
個人的にはここは消化不良でした。
この合コンに女性が5人参加していて
それぞれ上っ面だけの友達で
会が進むにつれて、お互いの本音をぶつけ合うようになるんですが
ここはもうちょっと尺を取って
バトルしてくれれば良かったんですけど
案外あっさり言うことだけ言って
うやむやになってしまった印象です。

題名にある通り、どんな嫌な女が出てくるのかと期待していましたが
正直、そんなに嫌な人は出てきませんでした。
女性が見たら違うのかもしれないけれど
自分は川西という浮気男が一番嫌いでした。
女性陣は自分の周りにいたら嫌いになるかもしれないけど
今日みたいに客観的に見てたら
好きにはならないにしても
特に嫌いにはなれないなぁ。
そもそも他人の合コン自体、
端からみたらアホっぽくて不快に感じるもので
逆にそういう場だと個人の嫌さは目立たないのかもしれません。

この彼氏のバンドが「この世の終わり」という名前で
「SEKAI NO OWARI」をインスパイヤしています、
というよりバカにしています。
ボーカルが鬱病だとか
「炎と森のカーニバル」変な曲だ、って言っているし。
とりあえず彼らのファンが観に来ていないことを祈ります。
劇中に出てくる個人名は、友近がモノマネするのと一緒で
基本バカにしていますね(ピースの綾部とかも出てました)

あとこのバンドの熱烈な追っ掛けが後半登場するんですが
この人もかなり痛い人として描かれていて
土屋シオンファンの人たちがこれを観て
どう感じるのか興味がありました。
これぁひどいね、笑っているのかなぁ。

後半は、キ○ガイの強さ比べとでも言うのでしょうか、
キ○ガイの目を覚まさせるには
更に協力なキ○ガイを目の当たりにするしかないんだろうなぁ、と
これは真理なんでしょう。
どんでん返しも用意されていて
ここは小気味いい演出になっています。

2作品みて、分かりやすいのはいいところですね、
高尚でよく分からない作品が多いですからね、
同じ作品を何回も観に行くわけでもないし
理解できないと楽しくないですから。
今回は有名どころで、早織が出ていましたけど
あまりTVに出ているような人はいない方が
演出も思い切ってやれる気がするんですけど。

「世の中の演劇がつまらないものばかりだから
わたしが面白いものを作った」って言っていましたけど
あまり過激なこと言って刺激させるとロクなことがないでしょうから
ここらへんもBis譲りなんでしょうか。
そういえば部屋に大森靖子のポスターが貼ってありましたね、
同じ柄のプリントTシャツも。


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