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イキウメ「新しい祝日」&キャラメルボックス「ブリザード・ミュージック」

2014年12月10日 20時06分44秒 | 演劇
二日連続で舞台を観に行きましたが
どちらも池袋だったのでまとめて書きます。
まず昨日のイキウメの「新しい祝日」から。
こちらは事前に予約しておいて
C列だったんで、てっきり3列目かと思っていたら
最前列でした。
劇場は東京芸術劇場 シアターイーストで
駅から地上に出ないでそのまま行けるので
雨の日とかは便利です。


あらすじ 

ある会社、働き盛りの男が一人で残業している。
男はふと不安に駆られる。
自分はなぜここにいるのだろうと、立ち止まる。
見慣れた社内を見渡していると、
いつの間にか道化のような奇妙な男がいることに気がついた。
道化のような男は、会社員の男に現実の見直しを迫る。
今見えてる現実は本物なのかと、その「現実」を壊し始めた。
男は道化に誘われるまま、立場も名前もない「世界」へ入っていく_。


イキウメは3度目ですが個人的には今一番面白い舞台を見せてくれる劇団だと思います。
しかし過去観た「獣の柱 まとめ*図書館人生㊦」「関数ドミノ」
に比べるとそこまでグッとはきませんでした。
途中のやり取りは面白くても
結局最後はこの男の中で完結してしまうので
こちらとしてはあまり得られるものがないというか
もっとバットエンディングだったらまた違う感じになったんじゃないかって感じました。

劇中でタナカという太った劣等生が
周囲の雰囲気で決まっていることに対して素朴な疑問を尋ねるシーンがあって
そこは大変興味深いものでした。
何かおかしいんだけど、暗黙の了解でそれは訊いちゃいけないみたいなことって
現実社会にもありますよね、
そこを訊いてくるので煙たがられて、最終的には自殺してしまう、
という結構ブラックなところです。

自分がタナカの立場だったら、何で殺人を犯した人が死刑にならないの、
っていうことを訊きたいですね。
被害者に非があるようなものではなくて
どうみても加害者が100%悪い殺人でも1人だけだったら死刑にならないですよね、
何も悪くない被害者が死んでいるのに
何で悪い方の加害者が死なないで済むのか、って
普通に考えたら絶対おかしくて
こんなこと、もし裁判官に尋ねたら絶対嫌がられますよね。

最前列だったんで役者さんの表情もいつもより良く見えたんですが
ヒロイン役の伊勢佳世さんは目茶目茶いいですね。
テレビとか映画とか映像方面であまり起用されないのは
理解できないですね。
本人がそういう活動を望んでいないのかなぁ、
もったいないかぎりです。

で明けて今日は、キャラメルボックスの「ブリザード・ミュージック」を
観てきました。
こちらは昨日シアター・イーストから帰ってきた後に
急遽思い立って行くことにしました。
当日朝から池袋パルコのちけっとぴあで
ハーフプライスチケットという半額販売があって
それを買って、上映時間まで時間があったので
新宿の献血に寄りました。

席は1階19列目の通路側で
13:30位に入場して席を探していると
そこの列だけびっしり埋まっていて
もちろんみんな半額券の席なんですけど
圧迫感が嫌で、2階に移動しました。
2階は自由席なんで前後左右人が座っていない中央寄りの席に座り
ステージも見やすくて、すごく快適でした。


あらすじ

「若人よ来たれ!君もクリスマスに芝居をやらないか!」
クリスマスの1週間前、新聞広告を見た5人の俳優たちが、池袋の劇場に集まってくる。
しかし、彼らの前に現れたのは、演劇経験の全くない、90歳のおじいちゃん。
元小学校教師の梅原清吉だった。
彼は、70年前に書いて、上演できなかった脚本を、
自らが主演して、上演したいと言う。
スタッフは清吉の家族たちで、もちろんみんな演劇未経験。
俳優たちは最初厳しく反発するが、清吉の情熱に打たれ、次第に本気になっていく。
本番はクリスマス。はたしてたったの1週間で、芝居は完成するのだろうか?


結果からすると「新しい祝日」よりも満足感がありました。
個人的に劇中劇というジャンルが好きみたいです。
泣きそうになったり感動するみたいなことはなかったんですけど
話の流れが停滞するところがなかったので
時間もあまり感じませんでした。
ヒロイン役の渡邊安理さんですか、
最近主要な役にキャスティングされていますよね、
彼女を女性陣の柱にしていこうとしているんですかね。

開演してから1時間を迎える辺りから
献血したせいか身体が冷えてしまって
脱いでいたコートを羽織ったんです。
そうしたらそれを見ていた係員の女性の方が
ブランケットを持ってきてくれて
すごく嬉しかったです。
ネームプレートの名前も見なかったんですけど
サンシャイン劇場のスタッフは素晴らしいです。

カーテンコールではスマホ・携帯での撮影がOKで
それ用にポーズまで取ってくれるサービスがあって
みんなバチャバチャ撮ってましたけど
オンボロガラケーで撮影に期待できないので止めました。
行けば楽しいんですが
それでもさすがに定価の7300円はちょっと出せないかなぁと、
劇団員も多いし、大所帯で
維持していく為の運営も大変なんでしょうね。
でもこれからもハーフプライスで申し訳ないです。


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