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miwa “ballad collection” tour 2016 ~graduation~ @日本武道館

2016年03月09日 20時04分11秒 | 音楽
昨年6月の横浜アリーナ公演で、飛び道具使って
セットリストもアルバムツアーとはいえベスト的な内容だったことと
今回はバラードアルバムのツアーで盛り上がらないんじゃないのかなぁということで
行こうかどうか結構迷っていました。
結果的にはヤフオクで5000円で出品されていたのを落札できたので
行ってきましたが、開演まで不安を抱えていました。

席は2階の最もステージ寄りの席で
一番端っこなので隣には誰もいないし
スペース的には快適極まりない場所でした。
あとこの席のせいか分かりませんが
音が普段よりもかなりよく感じました。
各楽器の音が団子にならずに分離されているというか
ボーカルとの音量のバランスも良くて、聴きやすかったです。

その代わりにステージに対して角度がないので
終始横顔を眺めながらの鑑賞です。
なにより困ったのが映像による演出が全く見えないことで
1曲目の「めぐろ川」から池のほとりの桜並木の映像があって
それを補助モニターで確認する形となったときに
がっかりしました。

極めつけは本編終盤の「あなたがここにいて抱きしめることができるなら」のときに
ステージ前方に巨大な白幕が下がり、そこに映像を投影させる演出があって
こういう演出は大好きなので、これがまともに見れないのは
相当のマイナスでした。
この曲のときだけ席を外れて
ステージが真正面から見えるエリアに移動すれば良かった、って後から気づきました。
というかこういう演出をするならここの席は
ステージサイド席とか注釈付指定席で一部演出が見えづらい場合があります、と
事前にアナウンスしておくべきエリアで、何なら価格も下げるべきです。

ライブの中身は全曲バラードというわけではなく
5曲前後でバラードとそうでない曲を交互で演奏する形でした。
バラードの方ではその曲に纏わるポエムを演奏前に読む、という演出がされていて
これが結構効果的でした。
バラードが何曲も続くと正直飽きてしまうところで
これを挟むことにより意識を切り替えられました。
このポエムもファンが募集して書かれたものとあって
父親が中学生の時に亡くなってしまった話とか
別れた彼氏のことが忘れられないとか
割と具体的なエピソードが書かれていて
中身も興味深いものがありました。

その中に高校時代に好きだった人に告白できなくて
しておけばよかった、っていうのがあって
自分も20代の頃をそんなことを思ったりしたこともあったけど
この歳になって思い出す好きだった人って
告白してダメだった人や実際付き合った人よりも
このポエムにあるような告白しないまま終わった人の方が
なぜか断然多いです。
もしあのとき告白していたらどうなっていたかなぁ、って
想像し続けられるからだと思うんですよね、
だから告白しないっていうのも逆にいいのかもしれないなぁって
そんなことを感じました。

あとバイオリニストの宮本笑里さんが数曲登場して
自分でも知っている位の方なので結構びっくりしました。
このコラボも魅力的で、あと数曲出てもらいたかったです。
今ウィキペディアで調べたら
ソニー・ミュージックアーティスツ所属の同じ事務所なので
今回の共演となったみたいですが、今後もお願いしたいです。
もう一人、「夜空。」ではハジ→がモノマネ番組のご本人登場みたいな感じで登場して
歓声があがっていました。
どうも東京公演だけの特別出演だったみたいです。

バラード曲は座って聴くので、スタンディングになったときには
そこで溜まったフラストレーションが解き放たれるので
正直バラード曲以外はド定番の曲ばかりなんですけど
またこの曲かよりも「待ってました」感が強く出て
それもプラス効果に働きました。
miwa自身が演出にどれだけ関与しているかは分かりませんが
セットリストをとってみてもお客さんがどんな曲を期待しているか
分かっているなぁ、って気がするし、やっぱり頭がいいなぁって感じます。

MISIAみたいにいかにも歌が上手く聴こえるタイプではなくて
曲のテイストも侮られがちに感じることもあるけど
こうやって一発屋でない結果を出し続けているわけで
彼女にマイナスなことを思っている同業者の人たちには
あんたたちも目に見える結果を出してみせなさいよ、って思います。
もしかしたら今年ベストに入るようなライブだったのかもしれませんが
前述した通り、映像が見えづらかったので
そこが本当悔やまれます。


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