これが私の生きる道

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女子ーズ

2014年06月16日 20時36分00秒 | 映画
この映画の情報を知ったときから、何か面白そうとは思っていましたが
さすがに映画館まで行かなくても、来年辺りにレンタル、
あわよくばWOWOWで放送してくれればラッキー、程度の
モチベーションでした。
そんなある日、この映画のHPで色々調べていると
前売り券の特典で、クリアファイルが付いてくることを知り
これが欲しくて観に行くことにしました。

ただ上演館数が異様に少なく(東京で5館、埼玉で2館)
定期券内は新宿のバルト9しかなく
そこでは前売り券が完売していた為、
自転車で往復2時間掛けてさいたま新都心まで買いに行きました。

今日は宿直明けで、職場から新宿ならば10:00の回に余裕で間に合うし
お昼で帰れて1日が有効に使えるので
ちょっと眠いけどこの回にしました。
バルト9って混んでいるイメージが強くて今まで避けていたこともあり
今回がはじめてでした。
ヤフー映画でこの映画館のレビューを調べてみると
ロクなことが書いていなくて
特に従業員の態度がひどい、っていう書き込みが多くて
戦々恐々としていましたが
チケット買うときも映画が終わった後の対応も
全く問題ありませんでした。
(というかむしろいい方)

10:00の回にしたもう一つの理由が、
ここで2番目に大きい劇場での上映ということもあって
椅子も座り心地が良く、朝早いから人も少なくて
かなりいい劇場でした。
自分がチケットを買ったときはほとんどが空席で
安心してど真ん中の席を取っていて
映画館の中に入ると
自分の席の隣に人が座っていました。

こんなに空いているのにわざわざこの席を指定する
この男の神経を自分はどうしても理解できません。
間違いなく不快な気持ちになるので
誰もいない端の方の席に移動しました。
(思ったよりスクリーンが小さかったので
移動した席位の縦列で良かったのは不幸中の幸いです)


あらすじ: 名字に色が入っているだけで、
チャールズ司令官が指揮するヒロイン戦隊・女子ーズのメンバーにされてしまった女性たち。
そのうちの一人である赤木直子(桐谷美玲)は、
レッドと名付けられてリーダーを務めることに。
ギャル風のブルー、お嬢様のネイビー、貧乏なイエロー、夢見がちな劇団員のグリーンを
束ねて地球を襲撃する怪人たちに立ち向かうレッドこと直子。
しかし、恋、仕事、美容などで忙しいことから、
戦いの場にメンバーが集合しないという、とんでもない状態に陥ってしまう。


あらすじだけで分かると思いますが、相当ゆるい内容です。
これを楽しめるか楽しめないか個人差は大きいでしょうが
この作品を観に行こうと決断した時点で
こういうテイストだということは想像できるわけで
観終わって文句言っている人っていうのは
自分の判断力のなさを嘆いた方がいいような気がします。

個人的には終始笑ってばかりで、
もっと劇場内で笑い声があったらもっと声を出して笑いましたが
一応押さえていました。
表面的に笑える場面に加えて
意外にも社会的なテーマも隠されていて
リーダーのレッド以外はフリーターやバイト店員、無職で
レッドが仕事の大事なプレゼンがあって戦闘に参加しなかったときに
他のメンバーから責められたときに
「(正社員は)仕事が大変だから、バイトのあなたたちが頑張ってよ」
って言ってしまい、総スカンを食らってしまいます。

自分の職場も経費削減で契約社員の人が増えてきていて
普段はそんなの関係なく平等に接しよう、と思うんですけど
有給を月に何日も取られると、
こっちは全然取れないのに、お前が取るな、って
正直イライラしてしまいます。
ということもありレッドに一番感情移入しました。

あとこのプレゼンに上司が同行するんですけど
この人がダメ上司で
使えない上司ほど現場には顔見せないで
会議にはよく出席する、って
それで部下の手柄で出世していくという
悪しき社会の縮図も地味に描かれていました。

レッドには同期のイケメンがいて、
彼から告白されて、初めは邪険にしているんですが
「あまり無理するなよ」とか甘いことをささやかれて
自分からしたらこんなこと言う奴は
結局ただやりたいだけだから騙されるな、って思うんだけど
現実はこういうことを言える人がモテるんだろうなぁって。

レッドの話ばかりになってしまいましたが
実際彼女が物語の中心で
桐谷美鈴が演じています。
多くの人が女優としてあまり評価していないと思いますが
自分は結構好きです。
この人、ヘの字口で笑顔でも目が笑っていないように見える不機嫌顔で
いつの間にかどのドラマ、映画でも
終始怒っている役ばかりになってしまっているある種珍しい女優です。
セリフが棒読みに聞こえがちなのでシリアスものは厳しいですが
今回みたいな作品には結構合います。

ブルーの藤井美菜とネイビーの山本美月は
今回はじめて演技しているのをみて
二人とも美形すぎるかなぁっていう印象ですかね。
女の子に人気なのはこの二人なんだと思いますね。

イエローは高畑充希で、「ごちそうさん」でブレイクしましたよね。
調べてみたらこの若さ(22歳)で舞台にも多数出演しているみたいで
演技は今回のメンバーの中では
一番上手いでしょうね。
すごいかわいいっていうわけではないですけど
黒木華と並んでこの先、間違いなく
女優として生き残っていける人だと思います。

グリーンはこちらも同じく朝ドラでブレイクした有村架純で
彼女目当てなところもありました。
あまちゃん放送当時はそれほど意識していなかったんですが
ミーハー魂にはすぐに引っ掛かりました。
能年ちゃんに比べたらやっぱり
範囲が広くキャスティングしやすいんだろうなぁ、って感じはしますね。
主役でも脇役でも出ているだけでお得感もあるし
やっぱりあのドラマで一番得したのは彼女だなぁ。
秋からの舞台も観に行きたくなりました。

この映画はもう1年以上前に撮り終えていたとかで
高畑充希も有村架純もそんなに忙しくなかったみたいで
続編をつくるとしたら同じメンバーでキャスティングするのは難しいそうです。
新メンバーをピンク役で出したり
映画じゃなくてドラマにすれば
他のメンバーのエピソードももっと掘り下げられそうでいいような気がしますが
いずれにしろ女子ーズ・2はあると思います。



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