やまろぐ☆つあれぽ

海外登山&トレッキングツア専門の
添乗員の自由日記と
家事育児の日常♪

アリとか笛とか水遊び 五感フル稼働のギアナ高地

2018-11-03 18:10:47 | 南米・中米


10月のギアナ高地のツアは
大幅な予定変更や予期していなかったハプニングがあったので
みなさんは「ミステリーツアー」だと、連日、
逆に喜んでくださっていた
わたしもミステリーは大好き。

旅の醍醐味について、いまさらここでは書かないけど
理想の旅とはこういうものだと思うもののひとつだった。
ツアだから行程通りに無難にいくことはもちろん大切だけど、
それ以上のものがあるとき
心がときめいて、笑いが出るの。自然に笑い顔になってしまう。

この写真のすごいところは

わたしも水中にいて一緒の目線で撮っていること。しかも。
これが、979m世界最高落差のエンジェルフォールの真下の
滝つぼだということ。

グループの方が
エンジェル ボール」と名付けた
もちろん旅日記にも採用させてもらって。笑

涙流して笑ったね。


こんな感じ



↓サポの滝の裏を歩いたのは
まだ旅のはじめのほうで。いきなり
すごい水圧の水に打たれて怖いものがなくなった。

この滝の裏を歩くの







容赦なく頭からかぶるよ


笑うしかないでしょ。

たくさん滝で泳いで、滝に打たれた。








発見するのは奇跡的レア!!!!!な、アリクイが
わたしたちのボートの目の前を泳いでいったの。激レアよ。
棒切れかと思うような鼻先(口なのかな)を上下に揺らしながら
ゆっくり泳いでいったの。






景色は当然美しい。テプイという
台地上の山々。この地はこの大陸が出来上がったころから
ほとんど動いていないという神秘。






わたしの大好物のアリソース(うそです)クマチェ
を肉にかけて食べる
お皿の上に残ったアリ(みなさんはおいしかったって言われてた)






生でも食べるの。土から出して
頭をつぶしてパクっ






葉を運ぶアリ


昔、小学校だったわたしが親友と
毎日のようにアリを弱らせてよみがえらせるアリ病院ごっこに
夢中になっていた話をお客さんちにしたの。
アリは復活するときにくるくるまわりだすんだよ~っていう。(←誰も知るはずのない事実)
(ここでもアリをたたいてみる方が。笑)


これは、小さいアリを手にたくさん這わせ、(アリの巣に手を置いて)
登ってきたアリたちをペロって食べてるところ






















ヘリが左右に傾いて大サービスしてくれたので





前も書いたように
セスナには三回乗ったけど、エンジェルフォールの上空で旋回してくれるのはもちろん、
二機が近づいてお互いに手を振るミラクル。笑



小さな町のお土産やさんで、手作り
笛を買ったの。名前を掘ってくれたので、わたしは
娘二人にも名前を掘ってもらったの。



下から棒を上下に動かして(引きながら)音程をつくるんだけど、
天才的にいきなり吹ける方がいて。笑
盛り上がったわ

なんでそんな吹けるの~~って。他に買った
わたしと別の二人はまだそんなに吹けなくて。

地元のお酒 カチリ


ね、五感でしょ。

そして連日みんなの笑い声。

チームワーク。

日本を出発してから一週間後の夜、夕食タイムに
わたしの説明のあとにいきなりお客さんが仕切り始めた。
われらの添乗員うえやまひとみさんの誕生日で・・・と。
日本時間ではもう誕生日になっています、と。
それで前の日記の写真につづくわけ。


そして「Happy Birthday to you」を笛で吹き始め!
→密かに練習しててくれたみたいで吹けるようになってた!

みんなが歌ってくれたの。



これはグランサバナという、ギアナ高地の小さなロッジでのことで。
あとにこの地を飛び去るセスナの中で、
みなさんのあたたかさを思って
込み上げてくるものあって涙出た。(このことは隣に座ってたゆーこさんだけが知っている。笑)

なのに、これで終わっていなかったの。
いよいよベネズエラ最後の夜。(昨日の翌日で
わたしの誕生日当日)もちろん微塵も想像していなかった
サプライズ第二弾をみなさんがひそかに計画してくださっていたとは。


ご自分の経験の中の
つらいことと楽しいことがやってくるというエピソードを話してくださって。
これは同じときに、親友たちからも
なんだか、絶対にうまくいく!絶対に!
という言葉をもらってたので、強烈に印象的だった。
必ずいいことと、悪いことがあるって。
悪いことがあってもいいこともあるって。
(わたしは実はそうは信じてないところがある)
でもまわりはそうやって、言葉をくれる、あたたかい。
おくさまのデコさんが出会いの感謝をのべてくださって。

さすがに仁美もここまでは予測してないだろうとみなさんが








ケーキや飲み物を用意してくださっていた。




ガイドさんもみんな知ってて黙ってたみたい。
そして、準備にはこんなスペイン語の絵と字の手書きのメモで
スタッフに注文してくれてた。笑
いとしいみなさん。

ありがとう、みなさん。
わかるよね。
一生忘れない。

こんなよろこびを、みなさんにもお返しできるようの仕事がしたいと
思うし、こんな旅を。
こんな人生を!て思う。

出会いが、深めてくれるんだよね。