時代のウェブログ

イマを見つめて
提言します

ジダン問題-part2

2006年07月14日 11時17分00秒 | スポーツ
ジダンの行動とマテラッツィの行動は分けて考えるべきだと思う。一緒にするから話がややこしくなる。
まずジダン。彼は試合中に暴力を振るった。それに対してレフリーが退場とした。これは正しい裁定であり、ジダンも従ってピッチを出たのだから問題ない。ジダンは禁止行為をしてペナルティを受けた--で解決している。
MVPに関しては、別の問題もあると感じる。それは投票方法。決勝戦当日に発表したいという理由から、投票の締め切りは決勝戦終了直後となっているそうだ。しかし考えてみれば、試合直後は記者が一番忙しい時間だ。そのため試合終了前に投票してしまう記者も多いという。今回もジダンが先取点を決めたところで、準決勝までの活躍と合わせてジダンに投票した人間が結構いたのではないかという気がする。そういえば、この3大会、MVPは優勝チームから選ばれていない。あるいは、これも投票方法のせいかもしれない。別に発表は後日になっても良いから、投票開始を決勝戦終了後とすればいい。それでジダンが退場となっても、なお彼がMVPに相応しいと思った人間が一番多かったならば、剥奪する必要は全くない。

次にマテラッツィについて。試合中に暴言を吐く行為が前代未聞であれば、マテラッツィは大いに非難されるべきだ。しかし元サッカー選手で現解説者の多数が証言しているのは、マテラッツィのような行動は珍しくないとのこと。今回のように怒らせて退場目的いうよりは、冷静さを失わせミスプレーさせるために言うのだとか。
ジャンルは違うが、楽天監督の野村克也は南海ホークスの捕手時代、相手打者の気が散るような言葉をつぶやいて集中力を乱し、「ささやきの野村」と呼ばれたそうだ。
誹謗・中傷の受け取り方は個人差がある。ある人間にとっては些細なことでも、別の人間は深く傷つく言葉もある。また文化や宗教などによっても大きく変わる。例えば日本で愛犬を溺愛する人に「そんなに好きなら犬と結婚すればいいのに」などと軽い冗談を飛ばすことがある。これは悪口というより、それほど犬が好きなんだね~というむしろ好意的な表現だと思うが、宗教的戒律の厳しい国で「犬と結婚しろ」などと言えば「死ね」以上の暴言となる。
従って暴言を規制するならば「ここまでは良くて、ここからはダメ」という線引きは難しいだろう。やるならテニスなどのように、全て禁止とするしかない。今回の件でマテラッツィになんらかのペナルティを課すならば、FIFAは早急に試合中の私語について規制するルールを作らなければならない義務があると思う。

最後になるが、人種問題や差別などは、サッカーという1スポーツの問題ではない。この問題については、サッカーとは全く切り離して議論されるべき。日常生活で相手が傷付く言葉だから、サッカーの試合中に挑発の言葉として成立するのだ。


彩香ちゃん、真相は橋から転落して死亡

2006年07月14日 05時45分00秒 | 社会・経済
畠山鈴香容疑者は、実娘・彩香ちゃんの死亡事故について、一緒にサクラマスを見に行った際に、誤って橋から転落して死亡したと供述した。(毎日新聞)

あらら、、、ついに――って感じだね~。
実は逮捕前の畠山鈴香容疑者が『TVのチカラ』に答えたインタビューで、ひとつ気になる部分があった。
それは事故死なのか事件なのか、ハッキリ調べて欲しいという部分で「橋から転落したのか」と語っていた部分だった。あの時点では河原から転落という警察発表だったので「なんで橋からなんだ?」と思ったが、こういう事だったのか。
フロイトの著書に、「言い間違いには無意識が反映される」と書いてあるが、やっぱり脳裏に残っていたんだろうね。
その時に何故ブログで取り上げなかったかと言うと、彩香ちゃんの遺体に目立つ傷が無かったという発表のためだった。彩香ちゃんが死亡した時は水かさが浅かったという情報が有ったので、橋から転落したら、当然、それだけの傷が付く筈だったと思う。
※「彩香ちゃんの頭に軽度の骨折の跡がある」などという情報は、当時は発表されていなかった。

解剖結果の水死は間違いないだろう。とすれば転落して即死ではない(転落で頭を打って気絶したために水死に繋がった可能性はある)。いずれにせよ直ぐに119番すれば、一命を取り留めた可能性は充分にあっただろう。なぜそうしなかったのか? 「気が動転して……」という供述は信頼性がない。なぜならば、その夜に事実を伏せて捜索願いを出している。

それにしても下手すれば自分が過失致死に問われるかもしれないのに、なぜ、あれだけ「再捜査しろ」と警察に迫っていたのか理解できない。一部で言われているように、犯罪被害者給付金が目的だったのだろうか?
まだまだ謎が残る事件と感じる。