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イマを見つめて
提言します

確かにコムスンは悪いのだが

2007年06月10日 08時38分00秒 | 社会・経済
先日、歯を抜いた。その時の医療点数は、
再診料……38点
手術……260点
投薬……76点
合計374点。投薬は、おそらく麻酔だろう。1点が10円だから、3740円だ。

持病の薬を毎月、買っている。薬局に処方箋を出すと製薬メーカーが作った錠剤を渡される。
薬剤料……xxxx
薬剤管理料……44点
調剤技術料……200点

処方箋を書いてくれてる医者は同級生なので、聞いてみたことがある。
「この『調剤技術料200点』って、おかしくない?薬局で薬を調合してるんならともかく、メーカーが作った薬をただ渡してるだけなんだぞ」
と言ってみたことがある。友人の医者の答えは、
「厚労省の指導だから」
その後、そいつの愚痴を長々と聞かされた。
その話によると、非常に苦労して患者のためになる手間な治療をしても千円にも満たないこともあれば、ただ聴診器を当てて診断するだけで、それ以上の診療報酬になる病気もある。報酬額は治療の大変さにはまったく比例しないこと。さらには真剣にやっている医者も適当にやっている医者も貰える金額は全く同額であることなど……。口は災いの元だな(笑)。

確かにコムスンの行為は言語道断であり、許される物ではない。しかし医療・介護制度を定めている厚労省の医療点数制度にも大きな問題がある。
抜歯料260点・調剤技術料200点という領収書を見る度に、どうしてもそう思えてならない。

コメント
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