時代のウェブログ

イマを見つめて
提言します

ミートホープ全従業員解雇と社保庁賞与返上

2007年06月26日 12時23分00秒 | マスコミ
渦中のミートホープが全従業員に解雇通知した。あれだけ酷い業務内容では、もう取り引き先は無いだろうから倒産は間逃れない。
社保庁が全職員に今夏のボーナスを自主返納させる考えらしい。支給停止ではなく、あくまでも自主返納である。

ミートホープ問題でマスコミは従業員に同情的だ。経営者の責任追及に終始して解雇される従業員は被害者という立場で伝えている。
社保庁に関しては、それぐらい当たり前というニュアンス。自主返納を拒否する職員がいれば糾弾しそうな雰囲気。さらに新組織への移行に当たっては現社保庁職員を全員解雇して新規に別の職員を採用するべきという意見もある。

別にミートホープの経営者を擁護したり従業員を糾弾する気もないし、社保庁職員を擁護する気はない。けれどもミートホープの従業員だって、日々「牛肉コロッケなのに豚肉や鶏肉を使用している」と解ったうえで働いていた従業員も多いだろう。現に工場長は「社長の指示に従うしかなかった」と偽装を知っていた発言をしている。
いっぽう社保庁にだって、年金受給者や保険料支払者のために親身に働いていた職員がいないとは限らない。

重ねて言うが、だから「どっちがどっち」と擁護したり糾弾したいのではない。ただ、あまりにも偏り過ぎる報道姿勢はいかがなものか?という感じがするのだ。
以前から何度も繰り返して言っているが、マスコミはただ事実を報じてくれればいい。それをどう捉えるかは視聴者の判断だ。


事故死子供HP元教師に懲役2年6月求刑

2007年06月26日 09時05分17秒 | 社会・経済
事故死子供HP元教師に懲役2年6月求刑。

とんでもない教師である。やってる事が人間の感覚じゃない。だから求刑に異論はない。
しかし、今朝のワイドショーで「単純な児童ポルノ所持も処罰するべきだ」と多くの人間が主張している事には、一寸恐ろしさを感じる。
たぶん筆者の家には児童ポルノがあるはずだ。そして、皆様のご家庭にも児童ポルノがある可能性が高い。

以前「日本人のロリコン化の元凶?」というエントリーで、かつて日本は児童ポルノが野放し状態だったと書いた。それだけでなく「裸の子供の姿は元気の象徴」みたいな感覚があったと思う。
たとえば皆様の子供の頃のアルバムを見返してみてほしい。素っ裸で写っている写真がないか?

昔は一般の週刊誌にも「子供写真館」みたいな感じで素っ裸の子供の写真が掲載されていた記憶がある。浴槽メーカーやガス釜メーカーなどの広告では、裸の子供が入浴してる写真があった記憶もある。
現在の規定では、これらは全て「児童ポルノ」に該当すると思われる。
児童ポルノを児童ポルノと認識して所持する人間を処罰するのは構わない。しかし「時代のウェブログ管理人は政権批判が激しいからガサ入れしてやれ!」ってんで自宅を漁られ、大昔の週刊誌から児童ポルノに該当する写真を見つけられて逮捕されては適わない。

人権派弁護士の主張は納得いかない物が多いが、今回の件について「規定が曖昧で拡大適用される危惧がある」という主張は同意する。