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ソニー、英国国教会に謝罪

2007年06月17日 03時45分00秒 | 生活・娯楽
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)がPS3用のゲームでマンチェスター大聖堂を無断で描いたことが問題となっている。ソニーは英国国教会に謝罪の手紙を出したが、教会側はゲームの回収を求めるなど強硬な姿勢だ。問題となっているゲームは「レジスタンス~人類没落の日~」。米国軍曹がキメラ(※注)をカービン銃などで撃って倒すゲームらしい。
公式ホームページには「このゲームには暴力シーンやグロテスクな表現が含まれています。」との注意書きが記されている。教会で暴力シーンやグロテスクな表現はマズいだろ?
たとえば海外のゲームメーカーが日本を舞台にしたゲームを作って、皇居内で殺戮シーンが描かれてたら多くの日本人はどう感じるかってこと。「たかがゲームですから」で済むか?

「空想のキメラ」「実在の都市」この2つが融合することで あたかもそこに 実在したような錯覚を演出している。(HP解説より)――ということで実在の建物をそのまま描いたのだろうが、明らかに配慮に欠ける。

大ヒットゲームシリーズの『ドラゴンクエスト』は海外でも発売されている。ゲーム中でプレイヤーが呪いや毒に冒されたり仲間が死亡した時は、日本版では教会へ行って治療するが海外版では病院に変更されている。宗教上の配慮だ。

海外では宗教問題で戦争が起きることも珍しくない。宗教には特に細心の注意を払うべきだろう。SCEの国際感覚の欠如を示す事件といえそうだ。


※キメラ――キマイラともいう。ギリシャ神話に登場する架空の生物で、ライオン・山羊・蛇の身体を合わせ持つ。ゲーム等では数種類の生物を合成したモンスターにこの名を冠する例もある。また現代の生物学で複数の異なる遺伝子情報を持つ細胞などを「キメラ分子」や「キメラ型タンパク質」などと呼ぶ。


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