オクトシティー正直村

おかしいな?変だな?と思った事を綴った駄文

ワクチンの考察

2021年02月05日 | Weblog

ワクチンは人工的に製造されたものである。

 その役割は、人間に害を及ぼす病原ウィルスに似せて作って、この偽のウィルスに反応して体内に抗体を作らせて、この抗体により病原ウィルスに感染しても免疫機能で退治できる効果を狙ったものだと理解している。ワクチンにより疑似感染させて抗体を作らせるものであろう。疑似感染でなく本当に感染しても抗体は作られる。どちらかと言うと後者の方が本物の抗体だと言うこともできる。

昔、子供の頃、隣家の子供が麻疹や風疹にかかったら病気をもらいに行った。

 そんな思い出がある。昔はこれらの病気に罹ってしまえば、その後は抗体を持つため罹ることはないと言う今考えれば乱暴なやり方をしていた。現在では幼児の頃からワクチンを定期的に接種して、罹患しないように予防に徹している。しかしよく考えると、ワクチンで作られた抗体の効果は当該病原ウィルスに罹患した時に発揮されるのである。軽度の段階でウィルスを退治し重症化することを阻止するのが本来の効果である。

反対に考えると、罹患する機会がなければワクチンの意味はなくなってしまう。

 しかも、作られた抗体は経年変化で役に立たなくなることもある。継続的にウィルスに晒されて、そのたびに抗体に記憶しなおさなければならない。病原ウィルスが根絶されて感染する機会がなくなれば、抗体の記憶も消え失せてしまう。時々思い出したころに病原ウィルスに感染すると重症化してしまい、取り返しのつかないことにもなりかねない。大人になってからの麻疹や風疹の感染が時々話題になってメディアを賑わせている。妊婦や高齢者や基礎疾患のある人は罹患して重症化したら影響は重大である。

ワクチンの開発には治験が必要である。

 治験者を選定して、半分に本物のワクチンを、半分にただの効き目が皆無の偽ワクチンを接種して、その治験者の中で当該病原ウィルスに感染した人を検査して、ワクチンの効き目があったかどうかを調べるのである。効き目があったと証明できればワクチンの有効性が認められることになる。この方法は何も問題なさそうだし、この方法で厳格に試験すれば正しい結果が得られるはずである。当然ながら治験者の数は多ければ多いほど良いわけではなく、ある程度以上では精度に影響はなくなる。また、治験者は現に感染していない人で感染の可能性のある人から選定される。当然妊婦や高齢者や基礎疾患のある人は除外されるし、感染と全く関係のない人も治験者には選定されない。

しかし、具体的、現実的に考えてみると、なんかおかしくなる。

 例えば、東京都の例で考えてみると、計算を簡単にするため人口を1000万人として、累計感染者を10万人とすると、感染率は1%になる。ワクチンの治験者を1万人とすると、このうち感染するのは100人となる。この100人のうち50人が本物のワクチンで、50人は偽物のワクチンを接種されていることになる。この50人を比較してワクチンの効果があったかどうかを判定することになる。効果が認められればワクチンは有効となる。日本の場合新型コロナの感染率は低いので、治験データを集めるのが大変だし時間もかかるであろう。

ワクチンには副反応がある。

 当然と言えば当然である。あくまでも人為的に疑似感染させているのだから副反応がないのがおかしい。反対に言えば、副反応の全くないワクチンは効果がないと言うに等しい。完全に安全なワクチンは存在しないのである。ウィルスに罹患しないための効果と副反応の危険性に対する効果を天秤にかけて接種しなければならない。だから、ウィルスに罹患する可能性の高い人は優先して接種すべきなのである。ウィルスに全く関係ない人は接種しても副反応の危険性の方が大きくなる。接種すればいいと言うわけではないのである。しかも副反応の治験データは十分ではない。

ワクチンが認定されれば、原則全員にワクチンが接種される。

 でも、考えて欲しい。1000万人にワクチンが接種されて、その効果が認められるのは10万人に対してだけなのである。あと残りの990万人はワクチンを接種しただけで何の意味もないことになる。感染する1%の確率のために990万人にワクチンを打つのである。ワクチンの効果は確かにあるものの、万全なものとは言えない。感染しても免疫力が高まった分、罹患しないか重症化しない確率が高くなるだけである。もしかしたら、本来の自分の免疫力で淘汰できたのかもしれない。

ワクチンが万能だと思い込むのは早計であるかもしれない。

 「接種した方がしないよりもましである。」ぐらいのものかもしれない。安心材料にはなるかもしれないが、ワクチンを接種したからと、気が緩んで感染予防対策を怠るようであればかえって逆効果になりかねない。また、感染の可能性のない人にはワクチンを接種する必要はないのである。もっとはっきり言うと、感染者を確実に隔離することが一番効果があると思う。感染者に接触しなければ感染することはないのである。ワクチンよりも直接的で有効である。

日本国政府は日本国民全員に新型コロナウィルスのワクチンを接種しようとしている。

 やらないよりもやった方がいいだろう。しかしながら、無駄が多すぎるし、ワクチン接種で直ちに感染が収束すると考えるのはあまりにも安易である。感染の拡大を防止する具体的な対策をすべきである。少なくとも現に感染している人、罹患している人、重症化している人は確実に健常者から隔離しなければならないし、感染者や罹患者を見つけられるような対策をしなければならない。一人の感染者から感染する人を一人以下にすれば、徐々に感染は収束してゆく。簡単ではないだろうが、こちらの方が解決策に近いのではないかと思う。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 総理大臣の独り言 | トップ | 東京五輪・パラリンピック大... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事