オクトシティー正直村

おかしいな?変だな?と思った事を綴った駄文

抗生物質

2007年03月05日 | Weblog


今年の春は気候が不順で寒かったり暖かったりを繰り返している。

 去年はこの時期風邪を引いてしまった。最初は安静に静養していれば治るだろうと思っていたが、咳と鼻水がひどいので医者にかかった。気分としては風邪そのものを元から治してもらいたかったが、もらった薬は喉の炎症を和らげるものと鼻水を緩和するものであった。所詮、風邪を克服するのは自分自身の治癒力しかないのであろう。昔は風邪で医者にかかることもなく自然に治っていたが、この頃は体力が落ちたのかなかなか治ってくれない。そして、昔は医者と薬と注射は大嫌いだったが、この頃は医者と仲良くすることも重要かなと思うようになって来た。

私が医者を嫌いになったのは、金儲け主義見え見えだからである。

 今でも、医者のいろいろな不祥事を見ているとムカムカしてくる。この頃は効き目のある薬が出てきたようだが、昔はほとんどの薬は効き目のない気休めでしかなかった。それを高い金を出させて買わせていたのが医者であった。私流に言わせると効き目のある薬は毒である。効き目が強ければ強いほど副作用がある。昔は効き目のない薬を売りつけていたのが、この頃は効き目のある薬を売りつけ始めた。そのためにあちこちで薬害被害が続出している。効き目のある薬は副作用に細心の注意を払って処方する必要があるが、儲け主義の医者はそんなことお構いなしに高価な新薬を次から次へと押し付ける。だいぶ改善されたようだが、薬を患者に押し付ければ押し付けるほど医者が儲かる仕組みになっている。検査も同じで、高度な検査をすればするほど医者が儲かる。

人間は完璧な身体を持つことはできない。

 とくに老齢化が進めばあちこちにガタが出てくる。高級な精密機械を使って検査すれば不具合の一つや二つは必ず出てくる。それを直すために手術をしたり投薬をしたりを繰り返す。本当に直す必要があるのかの前に金儲け主義があったのではたまったものではない。うどん粉を飲ませて金儲けするのは可愛い方で、副作用を無視して投薬されたり、手術で身体を切り刻まれるのでは黙っているわけにいかない。もう一度医者の原点に返ってもらいたいものである。医者の原点とは患者を健康に生かすことである。病気を治すのでなく病気と患者を共生させることである。患者に病気と闘う免疫力をつけさせることである。病気そのものを徹底的にやっつけたら患者の身体はボロボロになってしまう。医者は病人の免疫力を応援することはできるが、病気の根源そのものを絶つことは不可能と思わなければならない。東洋の漢方の思想を少しは取り入れる必要がありそうである。

抗生物質は画期的な薬と言われていた。

 しかし抗生物質に対抗できる耐性ウィルスが発現している。そのために次から次へと新しい抗生物質を開発してゆかなければならなくなっており、いたちごっこの状態が続いている。しかも、これが野放し状態のため、個人個人がどのような抗生物質を使ったのか、どのウィルスがどの抗生物質で効くのか一般の人たちには解らなくなっている状態である。私は、たまたま医者嫌いで薬嫌いであったため、ほとんど抗生物質を使った記憶はないが、知らない間に処方されているかもしれない。抗生物質を多用した患者はほとんど耐性菌だらけで効き目のある抗生物質は少数しかないことになる。人間の一生には真に抗生物質を処方する場面は限定されるが、医者が金儲けのために安易に抗生物質を撒き散らすと本当に抗生物質が必要な時(老齢化したとき)効き目がなくなることになる。考え直す必要がある。


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