宇ゐの里山徒然記

町屋暮らしの後、2013年10月北山杉の里、右京区京北町に移り住みました。
周辺の紹介と暮らしの事など綴ります。

開田高原 Part 1

2007年08月01日 | Weblog
 


  =З 車で木曽福島の開田高原へ行ってきた。
御嶽山の麓に広がるこの高原に友人がご主人と夫婦で岩魚料理のお店をやっている。
お昼前に着いてとにかく昼食
木曾開田村へ来たのだからまずはお蕎麦だ

     
    
 築190余年の『ふもと屋』さんで“とうじ蕎麦”をいただく。
真夏とはいえ雨がぱらつく天気での高原はおそらく気温は20℃前後かとも思うほどの涼しさ。
ここの“とうじ蕎麦”は暖かいおだしでいただくのでほんとにほっと一息つける。
             

このふもと屋さんは東京青山や丸の内に『麓屋』SOBAキュイジーヌなるものとして展開しているようだ。
冬は東京でもこのとうじ蕎麦を食べることができるようである。
しかし豪農だった様子のこのお宅はそのまま博物館のよう。



その後木曽馬がいる「木曽馬の里」へ。
その時間帯はもっとも観光客が多いようで子供達でいっぱいだった。
かわいい仔馬もいて厩舎独特のにおいに懐かしさも感じながらも
お馬さん達は仕事が忙しそうなので乗せてもらうことは断念。

  
  お食事中w

体高が低い割にはしっかりした胴回りである。
戦国時代にはこの地域で作られたこの体躯で山岳戦の大事な戦力だったことだろう。
TVの『風林火山』ではサラブレッドが颯爽と走っているが
実際にはこのサイズだったのではないかな 

そして山の方へ回り、馬頭観音へ。
馬の供養碑であり良馬安全そして五穀豊穣を願うこの馬頭観音は
開田村一村で1200体を越える数があるらしい。
主な物はお地蔵さんの頭上に馬頭があるのだがここ丸山馬頭観音は木曽馬の等身大の像が社に奉納されており、絵馬や天女の絵も中に掛けてある。
おそろしく古そうだがまだ色が残った状態。

     

            

   馬は信仰であり家族同然なので、仔馬が生まれると階段の上の社の鐘を鳴らして村人へ知らせたとのこと。


宿泊は近くのコテージへ。
テラス付き山小屋を一棟借りる状態なので広さも充分。
何よりの贅沢は周囲の緑だ。白樺林に囲まれるように建っている。

   


そして開田高原へいざなってくれた友人とのゆっくりとした時間とお目当ての岩魚料理。
 『わらび野』さんでの至福のひと時
お料理とお店の空気、そして会話を充分楽しむ為にデジカメの出動はなし。
やはり特筆すべきは頭から尻尾まで食べられる岩魚の塩焼きだ。
岩魚ご飯でしめくくられるまで十分に堪能。



静かに流れる時と素敵な出会いを楽しみ
自然の恵みと馬のぬくもり、歴史を感じる贅沢な旅となった。


書ききれないので他の話はPart2で




       
コメント (4)
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