宇ゐの里山徒然記

町屋暮らしの後、2013年10月北山杉の里、右京区京北町に移り住みました。
周辺の紹介と暮らしの事など綴ります。

のうがくワークショップ② 土蜘蛛編

2016年08月29日 | 京都の文化・工芸のこと
8月28日に金剛能楽堂で行われた“のうがくワークショップ”レポート第二弾。

①はこちら

ワークショップクライマックスは演目『土蜘蛛』から
まるでイリュージョンのような蜘蛛の糸なる紙の糸を投げる実演となる。

その前にまず、“舞”と“踊り”とはどう違うかなどを実際に舞っていただきながらの解説。

舞い扇はいろいろな場面を表現する大事な道具。

 
酒を飲んだり、遠くの景色を眺めたり


 
弓矢になったりそしてその放った矢が刺さったり


能楽師さん達の面や扇への想いは演じる上での分身と言ってもいいほどのものだろう。





そしていよいよ土蜘蛛の“糸投げ”の実演

これには観客席で見ていたお子さんたちもビックリ(@_@;)!!

まず場面の入口

シテの土蜘蛛の精の役は宇高徳成(うだか のりしげ)さん。竜成さんの弟さんです。

ツレ(手前横向き)源頼光役は山田伊純(やまだ いすみ)さん




ここはまだ静かだけど。。。






この後に“シャー”が始まる。


シャーとは言いませんが見事な放物線を。

そして土蜘蛛の精は舞台の梁の部分にまで掛かるほどの勢いでどんどん投げる投げる。




投げて


そして投げて


どんどん投げるw





そして源頼光は蜘蛛の糸でぐるぐる巻きとなってエラいことに。。。



ストーリーはこの後、頼光が源家相伝の名刀、膝丸(ひざまる)を抜き払い、斬りつけると、法師(土蜘蛛)はたちまち姿を消した、というもの。


ここまで来ると観覧席はテンション↑↑↑

ちびっこ達も目を皿のようにして食い入るように見ていた。




そして次はこの蜘蛛の糸を実際に投げてみよう!という
サプライズのお楽しみ企画!

それは第三段③へ。



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のうがくワークショップ①

2016年08月29日 | 京都の文化・工芸のこと
能楽堂の舞台を使った贅沢なワークショップに参加できた。

場所は京都の金剛能楽堂。

講師は金剛流『宇高竜成』さんと、サポートは若手能楽師さん達。



実際の、お能の上演中は写真を撮れないが今回はワークショップということで全面許可! (v^ー°)


まずは能舞台の説明と能面の話。



能面をつけるとこのような小さな穴から外を見るようになる。その疑似体験をチケットで出来るようになっていた。。(□-□ ) フムフム





それぞれの能面の説明の際は若手能楽師さん達がかざしながら。

面の仰向け、うつむきなどを実際にやっていただくと、確かに嬉しそうになったり悲しそうになったり。


 

 

 





そして衣裳の説明

唐織の能衣装、縫いの衣裳の解説を。







よく通る声はさすがの宇高さん。

謡をやるとこのように朗々と発声できるようになるのだろう。




以上が第一弾①


次に第二弾、三弾があります。

写真をたくさん撮らせていただいたので(^v^)





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