典子さんの披露晩餐会。絢子さんの披露晩餐会。
それぞれ「皇太子は媒酌人だった」「皇太子は主催者だった。」と独自の解釈をしているブログがある。独自な解釈だけならまだしも、事実無根といってよい独自の解釈を秋篠宮殿下を貶めるのに利用する。しかも皇室関係の検索をかけるとトップに出て来る。😱
絢子さんの披露晩餐会では「皇太子が主催者になったおかげで秋篠宮夫妻がメインテーブルに座れたのだ」「本来メインテーブルに座ることができない秋篠宮だが皇嗣として大切にしていることを示すためにそのような措置をとった。」などと書かれている。😱
いい加減が当たり前の匿名掲示板ならいざ知らず、いい加減に面白半分に書かれた記事が検索のトップにあるのを見ると嫌な気分になる。
さて、「皇太子は媒酌人」「皇太子は主催者」と変な解釈がされるのは、晩餐会の冒頭、新郎新婦と皇太子皇太子妃が並んで入場して来るからだろう。
典子さんの披露晩餐会
皇太子は千家国麿氏と、雅子さまは典子さんと、並んで入場。
絢子さんの披露晩餐会。
皇太子は守谷慧氏と、雅子さんは絢子さんと並んで入場。
ネットでは入場がこのような形になったのは、皇太子夫妻が遅刻したからだという説が専らだが、私はそれも違うのではないか、と考える。
披露宴と披露晩餐会は違う。
披露宴では招待客親族全員が着席して待っているところへ新郎新婦が登場。
↑これが頭にあるから「皇太子夫妻は遅刻して、図々しくも新郎新婦と一緒に入ってきた。」と言われるのでしょうが、変だと思いませんか。
皇太子が遅刻してきたのなら、先に皇太子夫妻を席に座らせてから、新郎新婦が登場するでしょう。新郎新婦の登場は披露宴の一番の見せ場です。宴の進行が遅れてもそうするのではないでしょうか。
しかし、晩餐会の入場は違います。
例えば、トランプ大統領の来日を歓迎した晩餐会では、客が全員席に着いたところへ、トランプ大統領と今上、トランプ大統領夫人と雅子さまが並んで入場して来ます。
トランプ大統領夫妻招き宮中晩さん会 陛下「強い友情の絆」=宮内庁提供映像(2019年5月27日)
千家国麻呂氏と典子さん、守谷慧氏と絢子さんの晩餐会も、目的は新郎新婦のお披露目であっても「晩餐会」なので、新郎新婦が一番の主賓と共に入場したのだろうと、私は考えます。
席次のこと。
1926年(大正15年)の皇室儀制令 によってそれまであった「伝統的宮中席次」が制度化された。
1947年(昭和22年)皇室儀制令が廃され宮中席次暫定規程 が定められる。
1965年(昭和40年)6月16日時点(1950年(昭和25年)7月1日宮内庁長官通知)
- 1 : 大勲位
- 2 : 内閣総理大臣
- 3 : 衆議院議長、参議院議長
- 4 : 最高裁判所長官
- 5 : 国務大臣
- 6 : 衆議院副議長、参議院副議長、最高裁判所判事、会計検査院長、宮内庁長官
- 7 : 特命全権大使、検事総長
- 8 : 侍従長
- 9 : 認証官、国家公安委員
- 10 : 勲一等旭日桐花大綬章
- 11 : 従一位
- 12 : 勲一等
- 13 : 衆議院議員、参議院議員
- 14 : 都道府県知事
- 15 : 公務員
正二位以下有位者勲二等以下有勲者備 考正二位以下勲三等までは十二級職[3]の次正四位以下勲八等までは九級職[3]の次位勲の順位は正二位従二位勲二等(一、旭日重光章 二、宝冠章 三、瑞宝章)として三位以下之に準ずる。
これが、宮中の席次表です。
席次は大切です。晩餐会が開かれた時点では一般人になっていた典子さん、絢子さんの晩餐会ですが、その席次はおおよそこの宮中席次に従っていると見てよいでしょう。
新郎新婦が座るメインテーブル。新郎新婦から見て右側に安倍晋三夫妻。左側に皇太子夫妻。正面が秋篠宮御夫妻。
晩餐会の主催者は新郎新婦。
皇太子大勲位菊花大綬章、秋篠宮殿下大勲位菊花大綬章、この場に大勲位は御二人しかいない。
内閣総理大臣安倍晋三氏は大勲位に次ぐ。
秋篠宮殿下はメインテーブルに座るべくして座るかたです。
円卓に8名が座っている。
では、6名座らせるとしたら、誰が座るのか。
宮中席次に従えば、安倍氏を外さなくてはならないが、新郎側の主賓で最初にに祝辞を述べるので外せない。秋篠宮御夫妻を外せばメインテーブルに大勲位より下位の安倍氏が座り、大勲位秋篠宮殿下が下座に座ることになるので、そんなことはできない。
8名が此処に座っているのは必然です。
絢子さんの晩餐会では、ワザとのように秋篠宮殿下御夫妻を映しません。
画面奥にちらっと見えるくらいです。
前年佳代さんの金銭問題が報じられて以来、次々に小室家のネガティブな部分が報道され、ついに納采の儀が延期、11月4日に予定されていた眞子さんの結婚も予定が無くなるという騒動のなか、秋篠宮御夫妻を映すのは遠慮したのでしょうか。
代わりに眞子さんと清子さまが談笑する様子が衆目を集めることになりました。
😇 何がそんなに面白いのか、心から楽しそうに笑っていらっしゃる。
某独自解釈
主催者 皇太子ご夫妻
新郎新婦
新郎主賓 安倍総理大臣夫妻
新婦主賓 秋篠宮ご夫妻
と、皇太子ご夫妻を新郎新婦と同じ主催者とした事が分かる席次だった。
😇 メインテーブルには御客は主賓しか座れないと思い込まれているのでしょうか。
現職の総理大臣であっても、皇族より格下の立場。
本来の席次は、皇太子ご夫妻、秋篠宮ご夫妻、安倍総理大臣夫妻となる。
しかし、安倍総理が新郎の主賓である以上、新郎新婦の上下関係を逆にしない限り、皇太子ご夫妻が下になってしまう。
😅 新郎の主賓より新婦の主賓のほうが社会的地位が高いなどということ、世間では珍しくありません。一介のサラリーマンである守谷氏の主賓は国民代表の内閣総理大臣、元女王の絢子さんの主賓は皇族代表の皇太子。これのどこがおかしいのでしょう?
「秋篠宮殿下は一宮家に過ぎない。悠仁殿下は愛子さまより格下に決まっている」という思い込みから様々なところで変な解釈がされている。
知っていて巫山戯て居るのか、知らないで真面目に書いているのか。
絢子さん、守谷さんの母親ゆかりのドレスで晩餐会(18/10/30)