憂国の花束

右でも左でも無く、上でも下でも無く。

祖国日本よ! 誇り高くあれ。

その方向性の先には終焉が見える。

2021-07-10 00:33:10 | 皇位継承
有識者会議の論点は二つに絞られ、「一定の方向性が見えた。」と議長は鼻高々だが、その方向性に先にあるものは間違い無く「天皇」と「皇室」の終焉であろう。

皇位継承順位、結論見送り 悠仁さまご即位以降
7/9(金) 20:34配信 産経新聞
安定的な皇位継承策などを議論する政府の有識者会議(座長・清家篤元慶応義塾長)は9日、首相官邸で第9回の会合を開いた。清家氏は終了後の記者会見で、秋篠宮さまの長男の悠仁さまが即位されて以降の皇位継承順位については「次のステップとして考えるべき課題ではないか」と述べ、有識者会議として結論を得ることを見送る考えを示した。

ああ、これで悠仁殿下の次代は不定になってしまいましたね。
皇太弟ではなく皇嗣と定めた時から、いやもっと以前からこうなることは決められていたのでしょう。
秋篠宮殿下悠仁殿下は何故ここまで冷遇されなければならないのか。私にはよくわかりません。
愛子さまを念頭に置いた女系派も旧皇族復籍派も事を急がないことにしたのだろう。秋篠宮殿下悠仁殿下を中継ぎの天皇にしておいて、その次を考えて準備しているのでしょう。
安倍さんは男系男子派だそうですが、悠仁殿下をちっとも大切にしていなかったから、旧皇族を復籍させて皇統をそちらへ移すプランの男系男子派だったのかな?

現在の皇位継承順位は、①秋篠宮さま②悠仁さま③常陸宮さま-の3方となっている。有識者会議では現在の皇位継承順位を前提とする考えを確認している。皇族数の確保策としては、婚姻後も女性皇族が皇室に残る案と、旧宮家の男系男子の養子縁組などによる皇籍復帰案を中心に検討している。

清家氏は皇族数の確保策が優先されるべきだとの考えを示した上で、安定的な皇位継承に関しては「今ここで皇位継承の範囲を特定化したりしなくてもよいのではないか」と語った。 

女性宮家も養子縁組も皇位継承順位を同時に考えないと、案自体の是非を考えられません。そこを逃げて、数だけ増やしてもこれまた後に禍根を残すだけでしょう。
跡継ぎのいない常陸宮家をチラつかせて養子縁組を提案すれば、心優しい国民は「もっともだ、もっともだ。」と賛成することは目に見えているのですが、養子は皇統に乱れが生じるので止めたほうが良いと思います。

「安定的皇位継承のために」をうたいながら、皇位継承順位については触れないままに皇族の数を増やそうとする政府。その本音は何?何だか怪しいな~。

南北朝。
皇位継承者が多いから安定するとは限らない。契約書があるから安心とも言えない。

女系派と旧皇族復籍派の争いは、総本家と本家に分れた伏見宮の元祖争いと見ることも出来る。女系派にフェミニズムが絡んでくるから話がややこしくなる。
総本家(天皇家と秋篠宮家)が天皇の座を争っているうちに、本家(伏見宮)が元祖になろうとしている。総本家に見切りをつけて本家を推す政治家も多いとみれば幾つかの疑問は解ける。

長い長い皇統の流れを俯瞰すれば現皇室も一つの支流に過ぎない。支流から支流へ皇統は受け継がれ脈々と流れてきた。
皇統の流れを身近にある<一本の本流があって、そこから枝分かれして支流がある。>という川のイメージで考えるから間違いが起きるのだろう。

皇統を受け継いでいない女系に天皇の地位だけ与えるより、旧皇族の復籍から本家が元祖になるほうが皇統の流れという観点では間違いではないのだが。
皇統は相続ともDNAの受け継ぎとも違う、ということをどれだけの国民が理解しているだろうか。
上皇上皇后でさえ「皇統は皇太子(現天皇)の家系に・・・」とおっしゃった。愛子さまに皇統は受け継がれていないということをご存じ無いのか、知っていても無視したのか。
どちらにしても現在の皇位継承の不安定さや皇族数の減少をもたらしたのには上皇上皇后にも責任があることは間違いないでしょう。


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