多感な時期に、兄とその友人から「天使の証明」でもってしてマシロの身の潔白を立てよう!
と提案された瞬間、身内が「自称天使」と村中に触れまわって練り歩く光景を
恥 ず か し い !!
と、唐突に目覚め、「脱!中二病」を果たした15歳、少女です
まあ微妙なお年頃といえば、まだ自我もあやふやで未熟な精神である思春期ってやつが
誰しもあるわけで…
大人が偉い、というのはそういう「若かりし日の過ち」を恥のかき捨てで経験し、
なおかつそれを口に出さず、今目の前の子どもたちが同じ過ちを繰り返している様を
生温かく見守っているところ、だと自分が大人目線になって気付きました
子供の頃はわりと大人たちを出し抜いていると思い込みがちですが、当然先人である大人たちも
子供の頃はそうだったわけですよ
大人を小馬鹿にし、子供の能力の高さでもっていきがったりしてきた過去があって当然なのです
だから目の前の子どもたちの行動なんかわりと思い当たることばかりで
「ああ俺にもこんな青い時期があった」と心の中で赤面しつつ、子供の暴挙を黙認しているのです
まあ大人になった時に赤っ恥をかけ!!ってことですね(言っても効かないのは己で経験済みだし)
そうして代々受け継がれていく伝統です
たまに大人になりきれない人もいたりしますが…
って、話がそれましたが
マシロは今まさにそんな時期
小さい頃はヒロに次いで霊感が強く、見えないものを見たりして周囲を困惑させたりしてきましたが
大人になるにつれて、徐々にその見えないものを見る力は衰えていきます
失われていくことが自分を否定することのようにも思え、必死でつなぎとめようとしても
どうにもならないことがある
そういう子供時代との別れをいくつもいくつも経験して、自我を確立し、大人になります
そんな難しい設定を背負わせていたりもしますが、4コマの方ではあまり関係ないです
どちらかというと、顔も性格も父親似
友達付き合いも苦手で、一人でこっそり遊ぶのが好きなので主に家の周囲で過ごす毎日
そこに遊びにくる姉と妹といとこの友人たちの輪に入れてもらう、っていう消極的人づきあいなので
引き籠ろうが引き籠らずにいようが、あまり大差ないんじゃない?っていうのが姉と母の意見の一致で、
まあ好きにしなさい、と放任されて半年
厠を作りたかった父だけが、なぜか文句も言えず、泣き寝入り状態
(建物は完成したけど、まだ排泄設備をつくってない)
そんなマシロは、今回、ウイとヒロが引っ張り出しましたが
このオチに持ってくる前までは、ヒロとミオとミカの3人がかりで引っ張り出してました
「狭い村だから変人扱いされるけど、外の広い世界には変人なんかいっぱいいるぞ!」
っていうヒロの主張と
「私みたいなダメダメな人間でも村の外に出るだけでなんとかなります」
っていうミオの主張と
「居場所がないとかいうのは役目を果たしてない奴の言い訳だ」
っていうミカの主張でもって説得してたんですが、めっちゃページ数がかさむのと
あ!そういえばウイは天使だった!!って気づいた(私が)、っていうのとで、結末はこうなりました
4コマのほうはかる~く進めたい(漫画描くの難しい)っていう私奴の本音がズバリ通って
マシロにはあっさり出てきてもらいましたよ(;'▽')
ま、人生なんて何がきっかけで転換するか解ったもんじゃないですからネ
↓深刻そうなマシロには悪いけどヒロの帰省のタイミング勝ち、ってことでぽちっと♪