○You TubeのためにDDC投入
システム音が鳴らないのははっきり言ってどうでもいいが、Direttaが入ったからといって、You Tubeの音が聞こえないのは困るので対策を考えた。
音楽再生用のDiretta経由の音はLANアダプターを介して音が鳴っているので、これとは別系統の音の経路を作ってあげればよろしい。
マイPCの裏面の端子を改めて確認すると、昨今のマザーボードにアナログ出力以外のサウンド端子などは存在しない。
思い切ってオンボードのアナログ端子から出力させるかと思ったが、ADI-2 DACにアナログ入力端子はない。
あるのはすでに使っているUSB-B端子とあとは同軸デジタルと光デジタルのデジタル入力端子だけである。
それならば、マイPCのUSB端子にはまだ余裕があるので、USBをS/PDIFに変換するDDCがあればいいのか。
オーディオ用のDDCはほぼ絶滅状態であるのは確認していたが、別に音楽用ではなないのでとにかく正常に変換してくれればいい。
そういう非オーディオ用のDDCを探すとありました、Amazonにはまだその手の機器がわんさか売っている。
その中から選んだのは、FX-AUDIOのFX-D03J USB。
オーディオ用の商品も多く出している有名メーカーだが、この手の商品もまだ出しているんだな。
これがいいのは、コンパクトかつバスパワーで駆動するので外部電源いらず。
処理できるサンプリングレートは48kHz/24bitまでだが、このDDC経由ではYou Tubeを見る以上ことはやらないのでこれで十分。
定義上はこれでも「ハイレゾ対応」だ。
専用のドライバーも不要で、Windows標準のドライバーでS/PDIFインターフェイスとして認識されるようだ。
ケーブルも短いUSBケーブルが付属でついてくるし、あとはDACにつなぐデジタルケーブルを用意すればいいが、これは大昔に買って今はデッドストックとなっているオーディオテクニカの同軸デジタルケーブルがあるので、別途ケーブルの調達も不要。
それで価格は、ADI-2 DAC1台でこれが55台ぐらい買えるほどリーズナブル。
早速Amazonで注文したら、在庫品だったのですぐ到着。
外箱に「新品」と書いてあるシールが貼ってあるの見て、何とも言えない気分になるが、箱の中身はちゃんとしている。
非常にコンパクトな本体のほかに商品ページにあったものと同じブルーのスケルトンのUSBケーブルが付属していた。
長さは30㎝ぐらいだが、長すぎるの邪魔になるし、USBケーブルは短ければ短いほど音への影響は少なくなる。
自分のケーブル箱からオーテクの同軸デジタルケーブルを引っ張り出す。
長さは70cmで短いの今回は都合がいいのだが、大昔のケーブルのためアース線がついており、非常に邪魔。
今はさすがに同軸デジタルケーブルでアース線がついているのを見ないが、昔はアース線付の同軸デジタルケーブルが多かったのだよ。
さて、接続は簡単。USB端子をPCのUSBジャックに差し、同軸デジタルケーブルはADI-2 DACにつなぐだけ。
これで音が鳴るはずだが、システムがサウンドデバイスを認識しない。
ドライバーのインストールの画面が出てきたが、OSを再起動してもシステムからは認識されない。
はて、どうしたものかと思ったが、USBが出始めのころに外付けのUSB機器にはさんざん苦労させられてきた経験上、こういった場合はPCのUSBポートを替えてみる。
USBポートがUSB3.1 Gen2のポートしか空いていなかったのでそこに差してみたがPCが認識してくれないため、USB3.1 Gen1ポートに接続されていたBDドライブと外付けHDDをUSB3.1 Gen2ポートにつなぎ替え、空いたUSB3.1 Gen1にFX-D03J USBをつなぎ直してみた。
結果、ちゃんと音が出るようになりました。
原因はよくわからないものの、USB3.1ってコネクターの形状が微妙に違っているようだから、うまくバスパワーの電源が取れなかったからか。
つなぎ直したBDドライブもちゃんと動いたのでこれでセットアップは終了。
Diretta経由のUSB入力と同軸デジタル入力の切り替えは、ADI-2 DACのリモコンで切り替えられるのでとても便利。
今まで使うことになかったこのボタンを初めて使うことになった。
一応音を確認してみたが、変なノイズが乗るようなこともなく、正常に機能している。
ただ、You Tubeで音楽コンテンツを見てみたが、「あれ、こんな音だっけ?」という感じにはなる。
音が非常に平面的でつまらない感じ。「生き生きした」という感じとは正反対の音である。
DACは同じなのに、USB Card FEMTOのUSBポートからアコリバのUSBケーブルをPCにつないでいた時の音とは、かなり印象が変わったように思える。
さあ、これでUSB出力も2系統、LAN出力も2系統となり、音楽出力は専用のルートでDACに入ることになった。
○Audirvanaの処遇
こうなってしまって困るのがAudirvanaの取り扱いである。
JPLAYでハイレゾ再生ができるようになって、Audirvanaがいらないといえばいらないのだが、その安定性とその美音系の音は魅力的である。
Audirvana の再生時に、「wav44.1kHz/16bit⇒pcm44.1kHz/32bit」と表示されるのが気になる。
最終的な出力段でも「pcm44.1kHz/32bit」と表示されているのだが、デフォルトで32bit-float処理でもしているのか。
Audirvanaの使用期間は間もなく切れてしまうが、Diretta関係で散財してしまったので、当面JPLAY1本でいってみるか。
あとDiretta TargetPC2用のiPurifier DC2とオーディオ用のLANケーブルが未着だが、iPurifier DC2には期待している。
手持ちのiPurifier DCをDiretta TargetPC2で試してからと思っていたが、円安の影響で9月から定価が大幅アップ。iPowerと価格差も大きくないのでこの際買ってしまった。
これまでの経験上、上流の機器の電源を強化すると効果が大きい。
あまり期待していなかったメインPCのアナログ電源の効果は大きかったが、今回はどうだろうか。
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