夜の翼

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LTEルーター用の回線変更

2024-10-15 04:44:44 | ケータイ

■mineoからb-mobileへ

実家で利用しているI-O DATAのLTEルーターWN-CS300FRだが、設置して4年ほどになる。

現在の用途は、Amazon Echo Show8とスマートテレビの動画用である。

最初はワイモバイルのシェアプランだったが、HISモバイルのデータ定額440に乗り換え、現在はmineo Aのマイピタ5GBを使っている。

格安SIMのドコモ回線がどうも遅いので、au回線にしてみたら速度が安定した。

2年ほどmineoで使っていたが、契約時とは利用状況が変わり、毎月のデータ使用量が少なく、データ容量を無駄にしている。

mineoは3キャリア対応というところはいいのだが、他社に比べて料金が割高な上に、マイピタプランは、1GBと5GBの間がない。

現在の状況だと3GBもあれば十分なので、プランと実際の利用状況が合っていない。

低速定額のマイそくスタンダード(1.5Mbps)も使ってみたが、やはり1.5Mbpsではちょっと遅い。

 

そこでプランの見直しを考えてみた。

現在のデータ使用量は、2GBまでで収まることがほとんどで、多い月でも3GBを超えることはない。

テレビでの動画視聴をしたときはデータ容量を使うが、そもそも動画視聴の機会が少ない。

ということを考えると、データの使用量の上限を任意で設定できる従量制プランがよさそうだ。

問題は回線で、MVNOというとドコモ回線を使っているところが多いのだが、もともと実家はドコモの電波の入りが悪いうえに、昨今のドコモ回線パケ詰まり問題もあって、どこも改正は避けたい。

そうなると実家で実績のあるau回線か、スマホで速度がかなりでているのを確認しているソフトバンク回線かということになる。

以前はソフトバンク回線を使ったMVNOはほとんどなかったが、総務省の指導があったためか、現在はソフトバンク回線を取り扱っているMVNOが増えてきた。

この条件で考えると、候補となるのが以前使っていたことがあるb-mobileの190Pad SIM X。

以前はドコモ回線しか使えなかったが、現在はソフトバンク回線も選択できる。

ただ、ワイモバイルは5Gでつながることが多く、4G専用のLTEルーターWN-CS300FRでどうなるかはちょっとわからない。

MVNOなので当然ソフトバンク本体並みとはいかないと思うが、果たしてどの程度の速度になるのか。

1GBあたり税込み209円で利用できるので、毎月のデータ使用量が少なく、多くとも5GBぐらいまでに収まるのなら、かなりリーズナブルに使える。

データ容量の上限を月5GBにしておけば、現在契約しているmineoの料金を超えることはない。

 

対抗馬としては、HISモバイルが考えられるが、こちらはドコモ回線のみであり、実際に使っていたが速度が遅くてmineoに乗り換えた経緯があるので、今回も採用するのは難しい。

 

mineoをやめてしまうと、IP電話LaLaCallが使えなくなってしまうが、LaLaCallを利用しての通話料金削減効果を考えても、回線契約を見直した方が支出総額は少なくなる。

初期手数料がかかってしまうのが難点だが、そもそも頻繁に使っている回線でもないので、今回は料金重視でいってみよう。

初期手数料は、数ヶ月で回収できるはずだ。

 

■ソフトバンク回線のb-mobileが設定できない

いつものとおりネットで申し込み。

申込の段階で、データ容量の上限を決めさせられるが、この段階では5GBまでしか選べない。

それ以上にしたい場合は、契約後に行うことになる。

料金的なことを考えると、5GBを超えると割高になってしまうので、上限は5GBに設定した。

これで数日すると、群馬の契約センターから普通郵便でSIMが届くはずだ。

 

以前は普通郵便で送られてきた記憶があるのだが、今は宅急便で送られてきた。

相変わらず最小限の書類。

早速ルーターに取り付けてみると、つながらない。

入力したAPN情報の入力ミスかと思って、何度も確認したが設定が完了せずエラーになる。

mineoに戻すと当然つながる。

APN設定の画面で、プリセットされている回線があるのだが、mineoは含まれており、b-mobileは含まれていない。

b-mobileのホームページでは適合確認済み事業者に入っているのだがつながらない。

 

冷静になって、b-mobileから送られてきた書類を確認すると、使用前に開通手続が必要だった。

何という痛恨のミス。休日に貴重な時間をだいぶ無駄にした。

携帯電話で回線手続専用の番号に電話すると、自動音声に従って電話番号など必要事項を入力すると、開通手続が終了した。

5分後にはつながるはずだと書類には書いてある。

 

これでつながるはずと思ったが、やはりつながらない。

SIMの初期不良も疑われるので、手元にあった古いワイモバイルのスマホAndroid One X1(AQUOS Sense plusのワイモバイル版)でつながるかどうか試してみた。

このスマホはSIMロックを解除してある。

いったん通信設定をリセットしてから、設定してみる。

すると、あっさりつながってしまった。

速度も20Mbpsほどでており、十分高速だ。

もともとソフトバンク回線用のスマホなので当然と言えば当然だが、これでSIMの不良ではないことが分かった。

 

そうすると濃厚なのは、WN-CS300FRとb-mobileソフトバンク回線との相性。

このルーターはSIMフリー使用で4キャリア対応ということにはなっている。

 

ルーターを設定していて気になった点がいくつかあった。

まず、APN認証方法の設定項目が初期設定の画面では出てこないこと。

通常の設定画面には出てくるが、以前あったはずの「PAPまたはCHAP」という選択肢がなくなっており、PAPとCHAPが個別に設定するようになっていること。

どうもファームウェアのバージョンアップの際に「PAPまたはCHAP」という選択肢がなくなったようだ(理由は不明)。

ただ、「または」なので、PAPかCHAPどちらかを選択してあげれば問題ないはずだ。

この設定自体はmineoも同じで、初期設定で認証方式の設定をしていなくとも、mineoは接続できているので、これが原因ではないだろう。

問題は、b-mobileのAPN設定情報で、APNタイプの設定について、ドコモは不要だがソフトバンクは必要となっていること。

スマホにはその設定項目があるのだが、このルーターには設定項目自体がない。

ソフトバンク回線を使うためには、APNタイプの設定が必須で、その設定ができないルーターは使えないという可能性が高い。

ただ、不思議なのは以前ワイモバイル回線でこのルーターを使っていたことがあり、その時は問題なかった。

キャリア本体とMVNO回線では違うと言うことなのか。

 

試しにスマホのAPN情報のAPNタイプを空欄にして設定を保存してみたが、空欄にはならずデフォルトと思われる設定情報が自動的に入力されてしまい、APNタイプを設定しないことができなかった。

 

b-mobileでもAPNタイプの設定の必要がないドコモ回線であれば、このルーターでも使えそうだ。

実質b-mobileと回線は同じHISモバイルドコモ回線をこのルーターで使えていた実績がある。

 

■サポートを受けたら設定できた

今後の対応を考えた。

まずは、b-mobileの問い合わせをしてみるが、これは望み薄。

回線事業者側で機器の適合情報は持っていないからだ。

むしろルーターの製造元IO DATAに問い合わせてみた方がいいかもしれない。

IO DATAのサポートに問い合わせてみた。

 

回答は単純だった。

〇接続確認済みの通信事業者は製品リリース時の古い情報なので、b-mobileのソフトバンク回線では接続確認をしていない。

 

この点はまあそうだろうと思っていた。

それならいつの情報なのか情報の時点を入れておいてほしい。

 

〇インターネットの接続は、通常のAPN情報だけで設定できるはず。もう一度やってみて。

 

APNタイプが怪しいと思っていたが、サポートによるとAPNタイプは関係ないらしい。

 

それならばということで、もう一度設定し直してみた。

ただ、今までと同じのやり方では、また同じ結果になりかねないので、やり方をっちょっと変えてみた。

〇本体を初期化する際、いままではSIMを取り付けた状態で行っていたが、SIMを外した状態で本体を初期化する。

〇「本製品のインターネットへの接続方法を設定します。」という設定項目があり、

「[Auto(4G/3G)][4G][3G]」から選択するのだが、今まではデフォルトの「[Auto(4G/3G)]」のままにしていたが、今回は「[4G]」にした。

 

そうすると、前回までと初期設定までの画面遷移が違うような気がするが、必要なAPN情報を入力した。

認証方法については、入力する項目が表示されなかった。

 

そうするとどうだろう、IO DATAのサポートの神通力かあっさりと設定が成功し、インターネットに接続することができた。

何がよかったのか全く分からないが、とりあえず結果オーライ。

これでだめなら、同じ190Pad SIM Xのドコモ回線の方を申し込もうと思っていたので、初期費用を無駄にしないで済んだ。

 

さて、190Pad SIM Xは任意で上限容量を設定することができるが、とりあえず3GBにしておいた。

3GB使っても、627円。現在使っているmineoマイピタ5GBの半分以下だ。

今までのデータ使用実績からすると2GBで収まるので、418円。

ワンコインで済む計算だ。

 

実際に使う実家にSIMをセットしたWN-CS300FRを再設置して、速度を計測したところ、通信の込み合う時間帯ではないものの、4G回線なのに30Mbps出ている。

同じ時間帯で、ドコモ回線のHISモバイルは1Mbps程度、au回線のmineoは10Mbpsだったが、b-mobileらしからぬスピードが出ている。

スピードが上がって、料金は今までより安くなったのだから言うことはない。

今回の回線の乗り換えは成功と言えるだろう。

今後使用するデータ容量が増えても、できればこのままでいきたい。

 



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