■LaLa Callは当面継続
mineoユーザーであるというメリットを生かしてIP電話サービスLaLa Callを申し込んでみた。
Wi-Fi環境で動作を確認してみたが、通話品質がいまふたつなのを除けば、月額110円を払う価値は十分あると感じた。
110円分の無料通話分が付いているし、標準の留守番電話機能が充実しているのがよい。
3か月間の無料期間が終了したら解約しようと思っていたが、しばらくはmineoユーザーだし、無料通話があるので無料期間終了後も継続することにした。
無料通話といえば、楽天モバイルのRakuten Linkを思い出すが、ちょっとした通話をするときにRakuten Linkは重宝していた。
LaLa Callは通話料自体無料ではないものの、スマホの通常通話料に比べると固定電話宛ては60%オフ、携帯電話宛てなら93%オフの通話料なので、
110円分といってもそれなりに通話できる。
■LaLa Callをどの端末で使うか
Wi-Fi環境で使えることは確認しているので、イエ専用スマホで使ってもいいのだが、
イエにはイエ電があるし、SIMが入っている端末にインストールしておけば、外でも使える。
メインで使っているワイモバイルOPPO RenoA 5で使うのが順当だが、サブ端末としてpovo回線で使っているRakuten miniもある。
こちらは完全サブ回線として使用しており、通常はトッピングなし、回線維持のために半年に最低1回は1日使い放題トッピングを使っている。
1日使い放題トッピングは実質2日間(当面利用開始日の翌日24時まで)使えるので、1泊2日の旅行時にテザリングで使って重宝している。
トッピングなしの状態だと回線速度は128kbpsで、通常だと使い物にならない速度だが、LaLa Callに必要とされる回線速度は公称20kbps。
これなら、povoでトッピングを使わずにLaLa Callが使えるのではないか?
Rakuten miniは画面が小さくて単体では使いにくく、楽天モバイル時代はRakuten Linkの通話とテザリングにしか使っていなかった。
通話用なら十分使える端末だし、128kbpsと低速でトッピングなしではほぼ使い途のないpovoのデータ回線が有効に活用できるかもしれない。
Rakuten miniは間もなく機種変更する予定だが、povo回線はデュアルSIMのサブ回線として継続する予定なので、
機種変更後もpovo回線でLaLa Callが使える可能性がある。
そうするとLaLa Callはpovo回線の端末で使うのが良さそうだから、まずは使えるかどうか試してみた。
■LaLa Callをpovoで使ってみる
LaLa Callのアプリは1つの端末でしか使えないことになっているので、まずはAndroid One X4にインストールしたLaLa Callアプリをアンインストールする。
その後で、Rakuten miniにインストール。
Rakuten miniのSoCはかなり非力だから、アプリがまともに動くかどうか心配したが、アプリのインストール自体は比較的快調に終わった。
初期設定を終えて、まずはWi-Fi環境で動作チェック。
端末は異なるものの、動作を確認している環境なので発信、着信とも問題はなかった。
さて、いよいよWi-Fiをオフにして動作チェック。
発着信とも拍子抜けするくらいちゃんと動作する。
留守番電話の案内音声もWi-Fiと同様にちゃんと聞こえる。
ただ、録音した留守番電話の音声は相変わらずよくない。
録音された留守番電話だから音声品質が悪いのかどうか、確認してみた。
実際携帯電話と通話すると、留守番電話の再生音よりは悪くない。
かなりくぐもった感じなるのは違いないが、相手の声が聞き取りにくいとか、
自分の言葉を聞き返されるようなことはなく、普通に会話ができる。
2G時代の携帯電話のハーフレートよりは確実にいい。
LaLa Callの必要通信速度が20kbpsというのは誇張ではなく、povo回線の低速128kbpsでも十分使える。
ただ、端末の機能の問題なのか、バイブレーションモードにすると着信時に振動しない。
LaLa Callアプリがメッセージアプリ扱いになっており、端末のバイブレーションと連動する設定項目がないようだ。
とりあえず着信音モード(音量低め)に設定しておいたが、LaLa Callに頻繁に着信があるようだとちょっと不便かもしれない。
まもなく予定している機種変更までの間ならこの運用でもまあいいだろう。
機種変更後はサブ回線として、eSIMでpovoを使う予定なので、機種変更後もpovoでLaLa Callが使える。
povo+LaLa Callを自宅で使う場合も、自宅のWi-Fi経由で使えるので無料通話分が有効に使える。
ただ、LaLa Callを含めた多くのIP電話では、フリーダイヤルやナビダイヤルには発信そのものができないので、
その場合は自宅ならぷらら光電話、外出先なら携帯電話を使用するほかないのは、今までと変わりはない。
■povo+LaLa Callは通話専用なら最強か
以前はeoオープン会員(オプテージの光回線eo光またはMVNOのmineoのどちらの契約もしていない会員)でも、
LaLa Callを使うことができたが、数年前にeoオープン会員のLaLa Call申し込みが新規ではできなくなった。
これはpovo2.0のサービスが出てきた時期と重なるので、povo+LaLa Call(eoオープン会員)という裏技的な使い方を防ぐ意味があったのかもしれない。
通話料無料のRakuten Link付きで、データ通信も1GBまで無料だった楽天モバイルほどではないが、
月額110円(eoオープン会員は無料通話分なし)で固定電話並みの通話料の携帯電話が持てるなら、
サブ回線で持っておこうとする人は多かったのではないかと想像する。
現在利用しているmineoデータ回線を解約後もLaLa Callを使おうとしたら、最低でもマイそくスーパーライト(32kbps)の契約が必要となる。
一応マイそくスーパーライトでもなんとかLaLa Callが使えることになっているが、さすがに32kbpsで安定的な運用ができるかについてはかなり不安がある。
単純に待ち受け用の通話専用回線を持っておきたいなら月額基本料0円のpovoでいい。
携帯電話に10分以上電話する場合は、mineoマイそくスーパーライト+LaLa Callで契約して、
LaLa Callをpovoで使うという方法が、通話専用としては現在最安かつ安定して使えると思われるが、
LaLa Callはアプリ経由での発信となるので、そのあたりの使い勝手を考慮すると、この運用を必要とする人はそう多くないと思われる。
自分のようにmineoのデータ回線を持っている場合であれば、mineoの回線ではなくpovoでLaLa Callを使うというのが、合理的だ。
まあ、ともかく楽天モバイルから乗り換え後、たまにテザリングでしか利用していなかったpovoがLaLa Callも使えるとかなり利用価値が出てきた。
なんといっても月額110円なので、mineoを解約するまではpovoとの組み合わせて使っていこうと思う。
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