小さな社会の中の出来事を見つめてきた。小さいとはいえ一部上場まで果たしたオーナー会社での出来事である。今、リストラだとか、派遣斬りだとか、減給、賞与カットとか、派遣村問題だとかいう以前の日本企業における一般的に見受けられた事象である。
オーナー社長も70前にして命を落としてしまった。C型肝炎からの肝臓がんによる死であった。勿論3号までお持ちのようであった。爾来、50歳代後半で命を落としていく社員或いはOB社員の死に方をみていると、ある一定の法則が見えてくるのである。それは交際費の使い方であった。昭和の良き時代の出来事ではあるが、年間2千万円以上の交際費を使う人は、命を失うという社内の決まりごとがあった。確かに、一人や二人ではなく次から次へと若くして死んでいった。
勿論この人たちはゴルフもうまかった。年間250ラウンドもこなせばうまくならないほうが不思議なくらいである。ゴルフの後はお酒である。よく遊び、よく飲んだ人たちだった。皆さんシングルプレイヤーであった。
これも生き方の問題。太く短くなのである。見事に若くして死んでいった。こんなことが本当にできたのだろうか。できたのである。不正経理或いは事件になりかねない法律すれすれのことで切り抜けていたはずである。これまた汚れ役を演ずる経理マンが常に横にいるのである。
私などは細く細く永く、食事も麺類を中心とした食生活を送っている甲斐もあって、まだ大病に襲われずにすんでいる。
生き方としてどちらがいいのか?どちらを選択するのかそれぞれの判断である。
それにしても事件が多すぎる。何とかならんものなのか。どこのどなたにお願いしたらいいのやら。