晴耕雨読を綴る。

3.11から考え方を変えた。液状化と直下型地震に脅える日々。自然の驚異を感じながらも、共生と調和を求めていく!

聖火リレーと善光寺の決断。

2008-04-19 15:23:11 | 注目の話題
 1949年に始まった中国によるチベット侵略と破壊活動は、チベット仏教、チベット文化の中心である神社も仏典も仏像も焼き尽くしたという。建造物ばかりでなく人の命も大人から子供まで数千とも数万とも言われる人たちを殺してきた。

 今、チベットでは通常語は漢語であり、人権も自由も教育も与えられない状態とか?占領と同時に進入してきた漢人たちは、税金も払わず地域経済を独占しているという有様なのである。

 戦後日本がそうであったように、全否定からスタートさせられている状況である。チベット人の心の支えである仏教を崩壊させ、僧侶の地位も名誉も否定しつくしているのだ。差別とユダヤ人大量殺戮のごとき事態が続いているのだ。

 世界的に広まっている北京五輪聖火リレーの妨害活動は少し行き過ぎた点もあるけれども、彼らを動かしている行動は、50年以上にもわたる抑圧された非人道的な行為に対する抗議なのだろうと思う。

 祖国を奪われ、自由も人格も言葉さえも奪われたチベットの人たちの悲痛な叫びのように思える。

 同じ仏教徒として、チベットの人たちを支援したい心、よくぞ決断してくれたと思う。