今朝の新聞では、あの日立が数千億円の赤字決算を発表したとか?今回の世界同時不況の波は、史上初めての大きな後退局面のような気がしてならない。
一体何がどうして始まったのか、想像できない。米国発といわれている今回の景気後退に対して、充分な対策を講ずる時間が無かったのだろうか。いや、対策などという甘ったるいものではなかったのかもしれない。それほど急激な変化があったのだろう。
新大統領オバマさんは、さすがだ。自動車にしろ、銀行にしろ、ここまで経営を悪化させてしまった経営陣が、あいも変わらず高給をむさぼるなどもってのほかであると激怒した。当たり前である。
日本では、元頭取がトップにいる日本郵政が、簡保の宿をべらぼうな金額で売却する契約をしたとか。勿論、鳩山大臣の一言で再調査が始まったのであるが、全くもって油断も隙もありやしない。火事場泥棒みたいなことは、やめてほしい。
人間70年もやってきて、未だ分からないことがある。それは、わが国が抱えている800兆円にも上る借金を最終的に如何するつもりなのかである。まだまだ健全財政の道筋はついていない。かといって世界のこの経済情勢から、インフレ政策など考えられない。わが子、わが孫に借金を背負わせることはできない。しからば、日本政府は何をやるかである。今更戦争などできはしない。
最後の手段は、誰も口にしなくなったが、デノミしかない。最終的には国民一人ひとりに負いかぶせてくるしかないのだ。1800兆円ともいわれる個人貯蓄が狙われていることを知るべきである。すでにこの十数年間で、個人の貯金金利はいくら取り上げられたか計り知れない。
やっぱり、次の総選挙では、自民でもなく、民主でもない。本気でこの国をなんとかしようとする中堅議員連盟でも立ち上げてもらいたいものである。今ならまだ間に合う。今しか日本再生のチャンスはないと思う。