まずは、中川昭一前財務相のあまりにも若すぎた死についてである。親子二代に渡って56,7歳での突然の死、お父さんの死についても疑問の残る死に方だった。当時、第一秘書であった鈴木宗男衆議院議員との確執は、ここからスタートしたのである。あの北海のヒグマとも称された父一郎氏があんな死に方をするとは到底考えられなかった。当時の週刊誌誌上ではいろんな憶測が乱れ飛んでいた。今でも不思議に思うことは、あまりにも早く荼毘にふされたことであった。
過去の話しはこのくらいにしても、それよりも何よりも、ここで申し上げたいことはつい先日、副島隆彦氏の日米「振り込め詐欺」大恐慌の書籍を読んだのだが、その249ページに「中川昭一財務相はクスリを盛られて大臣の座から引きずり下ろされた」との記載があった。2月14日のJ7中央銀行総裁会議後の酩酊会見の現場について、真実はクスリを盛られた結果であるというのである。大臣の会見模様は、アルコールの影響とは考えられないあまりにもひどい状況だった。確かにアルコール以外の何かの影響と思える画面であった。そのクスリを入れたのは、大手新聞社の女性記者であるとはっきり名前まで書いてあった。これこそ大きな問題ではないか。その後大臣を辞任し、今回の衆院選では落選となってしまった。中川氏を死に追いやる大きなきっかけとなったのは間違いない。このことについては、どこのどなたも問題視していない。不思議なくらいに静かなのがかえって疑問を抱きたくなる問題だった。
次に、昨日の前原国交相の羽田ハブ空港化発言である。むしろ遅すぎたハブ化であるが、周りが今になって大騒ぎなのが面白い。なぜ、成田へ国際空港を持っていったのか。理由が分からない。これまで散々反対運動を続け、開発を遅らせてきたのは、どこの人たちだったのか。もっと速やかに滑走路の延長工事、増設工事を進めていたならば、羽田にハブ空港を持っていかれることも無かったではないか。
成田は日本でもトップツーの裕福な市である。それもこれも空港あってのことではないか。税収も上がり、仕事の場も人口も増え続けているのも空港のおかげではないのか。人間欲張らないほうがいい。ほどほどをわきまえることが肝心である。
住民エゴはもうこりごりだ。