晴耕雨読を綴る。

3.11から考え方を変えた。液状化と直下型地震に脅える日々。自然の驚異を感じながらも、共生と調和を求めていく!

恒産恒心

2010-08-08 14:56:22 | 暮らし
 日本はどうしてしまったのだろうか。金、金、金お金のためには人をあやめ、親を見捨てそのお金で生きなければならないまるで泥棒生活者が蔓延している。

 これも80歳まで引き下げて調査するとその数は何万人にもなるという専門家の話しである。恐ろしい社会になってしまった。

 親は子を捨て、殺し、子は親を手にかけてしまう。連日の事件報道はやりきれないものがある。

 政治も経済も社会も精細がない。もはやどん底まで落ち込まない限り日本の或いは日本人の再生はありえないような気がする。少しばかりの豊かさが人間を駄目にしてしまった。

 われわれ世代は空腹を味わい、ないない尽くしの中で生きてきた。孝行は美徳とし、善行は進んでやるよう躾られて来た。

 明治大正時代の親たちは偉かった。産めや増やせの時代にあって、貧乏人の子沢山とまで言われながら4人も5人も育ててきたのだ。たった一人や二人の子育てを放棄し死に追いやる親たちが増えてきていることは、残念なことである。無念で仕方がないが、この傾向はとどまることを知らない。