晴耕雨読を綴る。

3.11から考え方を変えた。液状化と直下型地震に脅える日々。自然の驚異を感じながらも、共生と調和を求めていく!

恩人の通夜に行ってきた。

2011-01-09 10:48:22 | 日記

 人間打算の塊のようで世間の冷たい風を味合わされた一晩であった。ご主人の告別式は退任されてからであったが、それこそ参列者も後を絶たない立派なものであった。

 仲人をしていただいた20数名は勿論こと、現役社員も相当数参列されていたことを思い出してしまった。それに引き換えご主人の死後10数年は経過したとはいえ、あまりにもさびしい、人の世の冷酷さを味合わされた一晩であった。喪主が令嬢主人ということもあり彼の会社関係者もあまり見かけなかったのは不思議な光景であった。われわれ世代は人の生き死に、特に死に関しては万障繰り合わせて出席してきたことを思うと世の移り変わりというのか葬儀のあり方が家族葬的になってきた証拠のように思て仕方がなかった。

 私自身OB会関係の仕事に携わっていることもあり、故人と関係したと思われる人たちに連絡を取ったが、現役時代に最も目をかけていただいた人でさえ、あっさり欠席を伝える人もいたりしたのにはがっかりもしてしまった。こんな人との付き合いは今後考えたほうがいいのか。人間不信になりそうな通夜の夜であった。

 経済的には人もうらやむご夫婦であったが、人生の締めくくりとしてちょっとばかり残念なことではないかと拝察いたした次第である。ご冥福をお祈りいたしたい。