晴耕雨読を綴る。

3.11から考え方を変えた。液状化と直下型地震に脅える日々。自然の驚異を感じながらも、共生と調和を求めていく!

すがすがしい成年の姿を見た。

2011-02-28 13:58:39 | スポーツ
 陸連の強化選手を差し置いて日本人最高記録を出した川内選手の努力に敬意を表したい。練習施設も無い学習院大学で努力を積み重ね、学連選抜で二度箱根路を走ったという。卒業後は埼玉県の公務員として定時制高校の事務を担当、勤務前の2時間を利用して練習してきたというのである。

 実にすがすがしい姿を拝見させてもらった。世界選手権大会に推薦されたが、有給休暇をとって参加するというのである。これは本人の弁であるので、このようなことにはならないと思うのだが、県の名誉をかけて、少しばかり優遇策を講じてもらいたいものである。

 企業からのお誘いもあったようだが、自分の性格から辞退したという。マラソンをはじめ都市対抗或いは企業対抗の駅伝等スポーツによる宣伝効果は大きいものがあって、各社は選手の獲得に躍起となっている中で川内選手の採った選択はお見事というか実に確りした将来設計ができていたのだと思うのである。

 記録もご立派、将来設計もお見事、記録もお見事久方ぶりにスポーツのすがすがしさを味あわせてもらった。感謝・・・謝、謝。