大和浪漫

私、瓜亀仙人が奈良・大和路の社寺や自然、生活の様子などをお伝えしたいと思います。

あかとき露

2008年10月14日 | 趣味の園芸
わが背子を大和へ遣ると小夜更けて
暁(あかとき)露にわが立ち濡れし  大伯皇女
昨日起きるとすごい“露”。
でも、もう“稲刈り”がないと思うと気分も随分楽で・・・
最近の“稲刈り”は、機械でするから“露”があっては出来ないのだ。
長男は授業の関係で日曜の夜、湖国へ帰ってしまっていない。
力作業から細々したことまで、殆ど私ひとりでしなければならなかった。
午前、“臼ひき”作業は快調だったが、親父が予備の種籾用にと残しておいた籾を入れたとたんに機械が詰まってトラブル発生!
それからが大変やった・・・
午後からは、コンバイン、乾燥機、籾摺り機、 籾選別機などコンプレッサーを使って稲埃を吹き飛ばして清掃。
舞い上がる稲藁の埃でクシャミ連発!鼻水もとまらない・・・
さらに身体はハシカイ(チクチク痒い)!
作業をしながら“秋”やからか、いろいろ物思った。
これらの機械類を購入するお金があれば、一生食べるだけの米を購入出来るはず?
しかもこれらの機械類は、年に数日しか稼働しないんや・・・
秋の小春日和、農機具倉庫の前を歩くハイカーたちの姿を見ると、
「百姓ないって暇でええなぁ~。
こんなエエ天気にハイキング出来るって、のんびりリフレッシュ出来るんやろなぁ~。
私なんかこの3連休、“趣味の園芸”浸けやでぇ・・・身も心もクタクタや~
それやのに、明日からまた仕事なんやで・・・
それに・・・パンをよう食べんといてるのに、まだまだ去年の米は残ってるしなぁ~
我が家が新米を食べるのは、いつの日のことやろか?」なんて思ってしまった。
せやけど、“露”が“霜”に変わっても、台風が来ても、雪が降っても今年の米づくりはとりあえず無事終了したんや。
よかった、よかった、もう安心やぁ~!
「写真;飛鳥の天理教で見た」


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