大和浪漫

私、瓜亀仙人が奈良・大和路の社寺や自然、生活の様子などをお伝えしたいと思います。

“ダンノダイラの謎?”野見宿禰塚の五輪塔

2012年11月08日 | 桜井市
十二柱神社で狛犬を支える力士像の他に観ておかんとあかんのは?
それは、鳥居の東側手前に立つ大きな五輪塔。

高さ2.85m、鎌倉時代の五輪塔で、もともとは野見宿禰塚に鎮座していたものという。
明治時代に土地が整備され塚がなくなった際に、現在の場所に移されたという。
4側面に単独梵字仏を彫り、また地輪には一字一石経を納める全国でも珍しい五輪塔。

それと、境内には、武烈天皇の泊瀬列城宮址(はつせのなみきのみやあと)の石碑も立っている。

@武烈天皇泊瀬列城宮伝承地

武烈天皇は、小泊瀬稚鷦鷯天皇(おは つせのわかさざきのすめらみこと)とあり、仁徳天皇の大鷦鷯(おおさざき)と対の名を持つ。これは、仁徳の皇系 が武烈天皇で絶えるため、仁徳を聖帝・武烈を暴君として描くのと同じ考え方であろう。
武烈があまりの悪政非道な 政治をしたから、仁徳の皇系は絶えた ことを記紀では強調しているが、実際のところはわからない。
墳場を泊瀬列城に設けたとあり、初瀬谷の中央、この出雲の地あたりかと考えられている。
桜井市教育委員会
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