大和浪漫

私、瓜亀仙人が奈良・大和路の社寺や自然、生活の様子などをお伝えしたいと思います。

奈良町の上ツ道

2008年12月04日 | 奈良市
猿沢池のまわりを一周したあと、私は池の西岸を南北に通じる道を南に向かった。
しばらく歩くと“上ツ道”という表示を見つけた。
“上ツ道”は“上街道”とも呼ばれ、桜井から天理を通り奈良に至っていると聞いていた。
大和青垣の山麓に沿って延びた“山辺の道”が少し西(盆地の平坦部)に移動した古代からの道、箸墓古墳の横を 通っている道が、この道なのか・・・
なにか点と点が繋がって線になったような気持ちがした。
私は、以前このブログに書いたスッポンを食べた 店を探そうとしたが見つからない。
それに、「揺れる眼差し」をした女将のいる寿司屋も結局分からなかった。
20年も前の記憶を思い出しながら狭い路地をしばらくの間彷徨った。
再び“上ツ道”に戻ってさらに南下、もう“奈良町”に入っているのだろう?
“奈良町”とは、 元興寺旧境内に広がる古民家が軒を連ねる昔町のことらしい。
私にはどこからが“奈良町”なのだかよく分からない。
ただ南に向かって“上ツ道”を歩くだけ・・・
そんな思いで歩き続けた。
このまま20kmほど歩けば自宅に帰れるのではという不思議な気分になってきた。
アカン、アカン!
私は奈良町を見に来たんやった!
「写真;奈良町の中を通る上ツ道」


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