大和浪漫

私、瓜亀仙人が奈良・大和路の社寺や自然、生活の様子などをお伝えしたいと思います。

逮夜つとめ

2008年11月15日 | 我が家
毎日、夕食後、母に“西国三十三ヶ所の御詠歌”を上げています。
お盆に御詠歌のリズムがあまりにも酷かったので、ネットで御詠歌のDVDを購入しました。
そのDVDをPCで再生しながら鉦を叩き、御詠歌を詠っているのです。
(私のリズムに合わせるために、やや早送りの 再生で)
これで御詠歌は安定・安心。
昔、巡った寺々の映像を見ると西国巡礼が懐かしく・・・
たいや”という言葉は、これまで耳でし か聞いたことがなかったので、
今回、活字で“逮夜”と見たときには、正直驚きました。
「逮捕」の「逮」に「夜」と書くのですね。
その意味を“初七日”の日に、お寺さんから教えてもらいました。
「逮(たい)」というのは「およぶ」という意味です。
逮夜は次の日におよぶ夜ということになります。
そこで忌日の前夜のことを「逮夜」というそうです。
母の周囲には、“西国三十三ヶ所の掛け軸”と“四国八十八ヶ所の掛け軸”、
それに、以前親しくさせてもらっていたお寺さんから頂いた“胎蔵界曼荼羅”と“金剛界曼荼羅”を掛けています。
“満中陰”まではまだまだですが、毎週土曜日にお寺さんに来ていただき“逮夜”をつとめ、毎晩“御詠歌”を上げていきます。

@“逮夜”について
お逮夜とは、命日、忌み日(二七日、三七日など)の前日の夜ことです。仏教では、亡くなられた日から七日ごとに、閻魔大王を始めとする諸王に生前の善悪行に関して裁きを受け、 各菩薩に教えを受け、七回目の七日(四十九日)に次に生まれ変わる世界が決まるといわれています。生まれ変わる世界は、六道と言い、地獄道、餓鬼道、 畜生道、修羅道、人間道、天道です。
お逮夜・七日法要とは、その時に故人が成仏できるように功徳を積もうとする法要(中陰法要)となります。(五七日に僧侶を呼ぶのは、閻魔大王自身が裁きをする日とされているからです。)その他、四十九日の忌明けまで毎晩、御詠歌を上げるのも故人の功徳を上げ成仏を念ずることになります
「写真;西国三十三ヶ所の掛け軸」


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