友ヶ島汽船は本日欠航

先日のこと、親父が突然「旨い魚を食べたいから和歌山へでも行って買うて来てくれ。」と言って、財布からお金を出した。
その時、私の頭に浮かんだのは、今年のＧＷに交通渋滞のため乗れなかった“友ヶ島汽船”。
和歌山市加太から淡路島との間にある友ヶ島へ渡る船。

友ヶ島には旧日本軍の砲台跡等が残る要塞の島、天空の城ラピュタのモデルになったとか？
友ヶ島行きの船は、たしか１１時ちょうどに出航やったはず。
９時２０分過ぎに自宅を出発し、高速道路を猛スピードで突っ走り、１１時０５分加太港に到着。
アカン、やっぱりあとちょっと間に合わへんだか・・・
しかし、岸壁に“友ヶ島汽船”の船がまだ接岸しているのが見えた？？？
やった！　ギリギリセーフや！　間に合うたで！

感激する間もなくカバンを持って船へと走ったんやけど・・・
そこに立っていたのは「本日欠航」の看板やった。

＠友ヶ島汽船
瀬戸内海国立公園に指定されてから南海電鉄グループにより観光開発が行われた。系列の南汽観光により加太港 - 沖ノ島間の航路が開設され、キャンプ場やバンガロー村として夏場は賑わっていたが、2000年頃には観光客数が最盛期の1/5まで減少したため、南海電鉄は2002年3月末に全ての友ヶ島観光事業から撤退した。今でも島内の何箇所かで電灯柱にて「南海」の表記や看板などにも南海電鉄の文字が見受けられる。
南海電鉄の撤退後、航路を(有)友ヶ島汽船が引き継ぐが、これも2006年12月17日に廃業。その後、加太漁業協同組合が人員や船などを引き継いだ法人を設立し、「友ヶ島汽船(株)」として運行している。