先日、宇陀市にある県立榛生昇陽高校を訪ねた。
いろいろ話していると、古墳が敷地内にあるという話題になった。
早速、案内してもらうことに。
@丹切古墳群
円墳主体で約60基で構成されています。
宇陀市榛原南方の尾根上に立地し、20基が調査されています。
径8~20m程度の円墳、または明確な墳丘が認められないものが中心として構成されています。
5世紀後葉~7世紀中葉にかけて造られ、埋葬形態は箱形石棺→箱形木棺→横穴式石室→小型横穴式石室と移行していった事が分かっています。
【丹切34号墳】
県立榛生昇陽高校の敷地内に有ります。
現状は径約10mの円墳ですが、本来尾根に横穴をあけて石室を構築した特異な古墳です。
尾根が削られて石室部分だけが残されたようです。
石室は、両袖式横穴式石室
全長約4.7m前後(内玄室は2.8m前後)幅は玄室で1.6m前後、羨道部で0.9m程度
榛原石の組合せ式箱型石棺が残されています。
出土遺物は、土師器・須恵器・鉄釘
築造年代は7世紀初頭のようです。
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