大和浪漫

私、瓜亀仙人が奈良・大和路の社寺や自然、生活の様子などをお伝えしたいと思います。

慶寿の堀切・金香瀬旧抗露頭群へ

2012年09月11日 | 兵庫県
私が生野銀山で1番見たかったもの。
それは、坑道の中にあるものではなく坑道の外にあった。

地面に噴き出た銀を掘った跡。
この日本で露天掘り!?

坑道入口横にある山上階段を上って行くと、その跡が見られるという。

道の両側には、切り立った岩盤が露出していた。

岩の表面は、どれも熱水変質を受けて赤褐色をしている。
道に転がっているズリを割ってみると、表面が紫色に変化した斑銅鉱が見つかった。

ここから、かつての坑口や露天掘りの跡が続いている。

左側に見える大きな割れ目は、「慶寿の堀切」と呼ばれている露天掘りの跡である。

小川と道をはさんだちょうど反対側にも同じような採掘跡があって、この方向に鉱脈が伸びていたことがわかる。

採掘跡は、ズリで埋められていた。

ズリの中には、方鉛鉱と閃亜鉛鉱の濃集部が見られた。

その先にも、江戸時代の坑口がいくつか残されている。
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