この桜の季節にぴったりの名前の神社が大和桜井にある。
近鉄桜井駅のホームからすぐ南に見える緑の杜が、その「若桜神社」。
その杜は前方後円墳の後円部丘上南斜面に位置し、周囲には環濠らしい凹部をめぐらしているという。
『履中紀』には、
『三年の冬十一月の丙寅の朔辛未に、天皇、両枝船を磐余市磯池に浮べたまふ。皇妃と各分ち乗りて 遊宴びたまふ。膳臣余磯(かしはでのおみあれし)、酒献る。時に桜の花、御盞に落れり、天皇、異びたまひて、則ち物部長真胆(ながまい)連を召して、詔して曰く、「是の花、非時にして来れり。其れ何処の花ならむ。汝、自ら求むべし」とのたまふ。是に、長真胆連、独花を尋ねて、掖上室山に獲て、献る。天皇、其の希有しきことを歓びて、即ち宮の名としたまふ。故、磐余稚桜宮(いわれのわかさくらのみや)と謂す。其れ此の縁なり。是の日に、長真胆連の本姓を改めて、稚桜部造と曰ふ。又、膳臣余磯を号けて、稚桜部臣と曰ふ。』
という宮号説話があるそうだ。
同じ市内でもう一箇所,天香具山の近くの池之内という集落に「稚桜神社」がある。
磐余稚桜宮や磐余市磯池は,いったいどこにあったんやろうか?
「写真;若桜神社」
近鉄桜井駅のホームからすぐ南に見える緑の杜が、その「若桜神社」。
その杜は前方後円墳の後円部丘上南斜面に位置し、周囲には環濠らしい凹部をめぐらしているという。
『履中紀』には、
『三年の冬十一月の丙寅の朔辛未に、天皇、両枝船を磐余市磯池に浮べたまふ。皇妃と各分ち乗りて 遊宴びたまふ。膳臣余磯(かしはでのおみあれし)、酒献る。時に桜の花、御盞に落れり、天皇、異びたまひて、則ち物部長真胆(ながまい)連を召して、詔して曰く、「是の花、非時にして来れり。其れ何処の花ならむ。汝、自ら求むべし」とのたまふ。是に、長真胆連、独花を尋ねて、掖上室山に獲て、献る。天皇、其の希有しきことを歓びて、即ち宮の名としたまふ。故、磐余稚桜宮(いわれのわかさくらのみや)と謂す。其れ此の縁なり。是の日に、長真胆連の本姓を改めて、稚桜部造と曰ふ。又、膳臣余磯を号けて、稚桜部臣と曰ふ。』
という宮号説話があるそうだ。
同じ市内でもう一箇所,天香具山の近くの池之内という集落に「稚桜神社」がある。
磐余稚桜宮や磐余市磯池は,いったいどこにあったんやろうか?
「写真;若桜神社」
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます