大和浪漫

私、瓜亀仙人が奈良・大和路の社寺や自然、生活の様子などをお伝えしたいと思います。

イノシシ被害

2009年10月06日 | 趣味の園芸
親父によると、雨上がりはイノシシの活動が活発やとか。
餌のミミズを探すのか、山間の棚田や段々畑の休耕田の畦等が破壊されている。
山間の水田は、彼らのレスリング会場?
稲が倒され、その上で彼らが寝転ぶからか、泥だらけで稲刈りが出来ない状態。
我が家の栗畑の周囲にはトタン板の柵があるが、それも 突破される時がある。
トタンの上をジャンプした? 下の隙間から入られた? 体当たり?
栗の皮をまるでナイフで切ったかのように噛み切り、中の実だけを上手に食べている。
あらためて彼らの歯の鋭さに感心する。
私は、手が使えてもあんなに上手に食べれへん。
インターネットで「イノシシの被害」について検索すると、日本各地(主に西日本)で被害の様子や、その対策が数多く載せられていた。
息子の暮らす神戸では、大学の構内を平然と大きなイノシシ が歩いているそうだ。
それで神戸市では「イノシシ条例」が制定されているのだとか・・・
※イノシシについて
◎特徴
・食性・・・雑食性で、植物の茎根・葉・果実を中心にミミズやカエル、ヘビなどを食べます。
・繁殖・・・メスが成熟するのは1歳半頃で、年1回春に通常4~5頭の子を産みます。生後6ヶ月頃までは身体に白いしま模様があることから、うり坊と呼ばれています。
・運動能力・・・成獣だと助走をつけないで1m以上の高さを飛び越え、鼻では50㎏以上の石を動かすことができます。20㎝の狭い隙間でもくぐり抜けることができます。
・性格・・・臆病で警戒心が強く、人のいない夜間に活動しています。学習能力、記憶力が高いと言われています。
・行動・・・狭い範囲で行動しており、特定の餌場(農地)を集中的に利用する傾向があります。農地をいつも荒らしに来ているのは特定のイノシシあるいはそのグループだと考えられます。
◎被害対策
①まずは、できることから
・B級品や野菜クズ等の生ゴミを、イノシシのエサとなるような場所に置かないようにしましょう。
・隠れ場所であり、エサ(クズの根やミミズ等)が豊富な耕作放棄地は思い切って刈り払いましょう。
・農地周辺の刈払い、侵入しやすい繁みをなくし、見晴らしをよくしましょう。
・田んぼ・畑は頻繁に見回り、人の存在を意識づけましょう。
・臭いや音や光(花火・ラジオ・木酢液等)も一時的にはある程度の効果が期待できますので、急場しのぎには使用を検討してみましょう。
②本格的に
・トタンと電気柵
 トタンには目隠し効果がありますが、風通しが悪いため、強風などによる補修やメンテナンスが必要です。電気柵は、電気ショックでイノシシを撃退できるので学習効果等が期待できますが、電線に草木等が触れると電圧が低下するので、頻繁に草刈をしなければなりません。
・ワイヤーメッシュ
・金網忍び返し柵
「写真;①イノシシ用の電気柵(向こうに見えるのは景行天皇陵)」

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