後ろを歩いていた長男が、一本松茶屋を出てしばらく歩いたところで、スッと私を追い越し、私の前を歩き出した。
二人の距離がどんどん広がっていく。
私は「次の茶屋(洞辻茶屋)で待っとけよ!その先に“行場”があるんで、説明するからな!」と声をかけた。
彼はアッという間に見えなくなってしまった。
昔は私も歩くのが速かったのに・・・と思いながら、自分のペースを守って歩き続けた。
私が息子に説明したかった“行場”とは、“油こぼし”、“鐘掛岩”そして“西の覗き”。
しかし、次の茶屋で説明した“油 こぼし”も“鐘掛岩”も、
「鎖無い方が楽に登れるなあ。」と言いながら、長男は楽に登ってしまったのだ。
“鐘掛岩”は、少しでも左右の手足の運びを間違うと、立ち往生してしまう難所なのだが・・・
最後の頼みは有名な“西の覗き”。
大峰山といえば、この“西の覗き”の絶壁からロープ一本で突き出されて「両親 に孝行する かッ!奥さんを大事にするかッ!」ってやられるのが名物。
私が中学2年の時は、「親孝行するかッ!先生の言うこと聞くかッ!」と言われ、友達の手前上「いらん!」って答えたら、本当に膝ぐらいまで岩壁から出されてしまった。
その時、胸ポケットに入れていたチューインガムがスーッと何百m?も下の方に落ちていくのが見えて、本当に怖かった・・・
高校の時の山行では、覗きの小屋のおじさんに「学割でお願いします。」と料金を値切ったら、身体を確保する綱はおじさんが持ってくれたのだが、足首を持つ係は友人になった。
これはこれで、日頃の恨み?と加減を知らない素人ということで怖かった・・・
今回は、せっかく初の“サンジョサンマイリ”だから息子にも体験させ、「親孝行を誓わせたい」と思ったのだが、残念ながら「突き出し屋のオジサン」はいなかった。
小屋に覗き用のロープが置いてあったので、親子でそれなりに“覗き”を実行しようかとも考えたのだが、「火曜サスペンス劇場・大峰山殺人事件?」になってもと考えて諦めた。
崖から下を覗いてみたが、当日は霧というか雲の中?
それでも足がすくんで思わず中腰になってしまった。
覗きの岩に腹ばいになって、携帯電話で写真を撮ろうとした息子に「携帯落としたら絶対拾らいに行かれへんぞ!」と、言って先を急ぐことにした。
「写真;西の覗き」
二人の距離がどんどん広がっていく。
私は「次の茶屋(洞辻茶屋)で待っとけよ!その先に“行場”があるんで、説明するからな!」と声をかけた。
彼はアッという間に見えなくなってしまった。
昔は私も歩くのが速かったのに・・・と思いながら、自分のペースを守って歩き続けた。
私が息子に説明したかった“行場”とは、“油こぼし”、“鐘掛岩”そして“西の覗き”。
しかし、次の茶屋で説明した“油 こぼし”も“鐘掛岩”も、
「鎖無い方が楽に登れるなあ。」と言いながら、長男は楽に登ってしまったのだ。
“鐘掛岩”は、少しでも左右の手足の運びを間違うと、立ち往生してしまう難所なのだが・・・
最後の頼みは有名な“西の覗き”。
大峰山といえば、この“西の覗き”の絶壁からロープ一本で突き出されて「両親 に孝行する かッ!奥さんを大事にするかッ!」ってやられるのが名物。
私が中学2年の時は、「親孝行するかッ!先生の言うこと聞くかッ!」と言われ、友達の手前上「いらん!」って答えたら、本当に膝ぐらいまで岩壁から出されてしまった。
その時、胸ポケットに入れていたチューインガムがスーッと何百m?も下の方に落ちていくのが見えて、本当に怖かった・・・
高校の時の山行では、覗きの小屋のおじさんに「学割でお願いします。」と料金を値切ったら、身体を確保する綱はおじさんが持ってくれたのだが、足首を持つ係は友人になった。
これはこれで、日頃の恨み?と加減を知らない素人ということで怖かった・・・
今回は、せっかく初の“サンジョサンマイリ”だから息子にも体験させ、「親孝行を誓わせたい」と思ったのだが、残念ながら「突き出し屋のオジサン」はいなかった。
小屋に覗き用のロープが置いてあったので、親子でそれなりに“覗き”を実行しようかとも考えたのだが、「火曜サスペンス劇場・大峰山殺人事件?」になってもと考えて諦めた。
崖から下を覗いてみたが、当日は霧というか雲の中?
それでも足がすくんで思わず中腰になってしまった。
覗きの岩に腹ばいになって、携帯電話で写真を撮ろうとした息子に「携帯落としたら絶対拾らいに行かれへんぞ!」と、言って先を急ぐことにした。
「写真;西の覗き」
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます