旅の最終日、尾瀬・見晴から尾瀬ヶ原を歩いていると、「竜宮」という場所があった。
「竜宮」?
@竜宮
『竜宮』は尾瀬独特の不思議な名所といえます。
「竜宮」とは竜宮小屋近くにある伏流水のことです。
そして、尾瀬ヶ原の内部を目に見える形で表してくれる、貴重で神秘的な場所です。
春先は水量が多いせいもあり、至る所から水が吹き出し、渦を巻いている現象を見ることができます。
低層湿原というのは、泥炭面と水面が、等しいので水の流れは一目瞭然です。
しかし、尾瀬ヶ原は高層湿原ということもあり、湿原に覆われ目視で水の流れの確認はできませんが、その下には、竜宮のような水脈がいくつも存在しているのです。
竜宮の入口と出口にはそれぞれ淵があり、入口に流れ込んできた水が地中に潜り、50m程先の出口から再び地上に湧き出してきています。
その地中にある入口と出口を結ぶ筒状の自然トンネルは、人ひとりがやっと通れる広さで、竜宮城につながっているのではないかといわれていたそうです。
また増水時には、入口で渦を巻きながら水を吸い込んでおり、竜の口に似ていることから竜宮になったという言い伝えもあります。
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