“ダンノダイラの謎？”帰路

私はダンノダイラを見た後、来た道を奥不動寺へと急ぎ足で戻った。

お寺の建物が見えてきたときはホットした。
帰路を急いでいた（早く桜井駅の若草書店に行って『原始三輪山』を買って読みたい！）のだけど、声もかけずにそのまま帰るのはあんまりだと思い、ご住職のおられる建物に入った。

ご住職と２名の女性は私の還りを待って（心配して）下さっていた様子。
女性の１人が温かいお茶をいれて下さった。
私がダンノダイラを見てきた話を話し出すと、女性２人は席を立ち、
「そろそろ失礼します。このあと安倍文殊院か小房観音に行く予定でしたが、桜井駅の書店に寄って本を買って帰ります！早よう行かんと売り切れたら困るから。あなたはもう少しご住職とお話を・・・」と云って急いで帰ってしまった。
大ピンチ！
『原始三輪山』が売り切れたらどうしよう！
（ご住職は本の在庫が少なくなっていると云っておられた。）
あの２人が買い占めてしまうかも？

三輪山の奥から奈良盆地に降りてきたら、いつもの見慣れた風景。
遠くに二上山、近くに見える緑の小島は箸墓古墳。
この景色が日本の歴史の表舞台なんやなぁ～
ダンノダイラは謎のまま・・・