大和浪漫

私、瓜亀仙人が奈良・大和路の社寺や自然、生活の様子などをお伝えしたいと思います。

荒物店の法楽

2009年05月12日 | 四国
四国・東かがわ市引田の町で,五月人形を飾ってある建物から出ると,偶然,通り反対側の店に目がいった。
その店の棚には笠?が掛かっていたの だ。
私はこの地域では,この笠を被って農作業でもするのかと思い,手にとって観察しようとして,その店に引き込まれるように入った。
店の方に「この笠,何をする時に被るんですか?」と聞いてみた。
すると店の方は,「どこかで見覚えある でしょう?」と逆に聞いて来る。
「ん~ん~阿波踊りの笠に,似てると思うんやけど~」と云うと,
「それ正解!」と云う。
今度は息子「これ何か分かる?」 と,店の棚から丸い茶色の陶器を持ち出して質問してきた。
私はその形を見て,それが“鶏の水飲み”だとすぐに分かった。
同じ物が我が家にもあるからだ。
小さい頃,それの水が無くなる前に水を満タンにするのが,私の役割だった。
懐かしい祖母との養鶏の思い出・・・
「なんで今の時代に,こんなものが商品棚に並んでるんやろうか?」そんな疑問が湧いてきた。
いろいろヒントを与えたが,結局,息子たちには分からなかった。
次に目がいったのが,素焼きの“法楽(俸禄?)”やった。
3年ほど前,親父が「落花生を炒(煎)りたいので“ホーラク”買って来て!」と言い出し,家人があちこちの店を探したが,見つけることが出来なかったモノ。
またまた「なんで今の時代に,こんなものが商品棚に並んでるんやろうか?」って思ってしまった。
最後は“つるべ”。
「これ,井戸の無い時代に売れるんですか?」と聞くと,
「漁師さんが,船の上から海の水を汲むのに使うらしい。」と云う。
旅の土産にと,親父が探していた“法楽”の「中」を750円で買って帰ることにした。
「写真;法楽」

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1 コメント

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法楽 (ひー)
2012-08-28 15:52:11
ウチ(ばーちゃんち)では、法楽はお盆の時の迎え火を焚くのに使ってます。
それ以外には使ってないなぁ・・・
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