2023.7.30 二市一か村 日橋川川の祭典(福島県喜多方市塩川町)。
大きな花火大会が解禁された2023年。
SNS界隈も花火の作品で溢れている。
大きな花火大会を映したモノは、それは見事で美しい。
だが、その手の作品に心は踊らないし、その手の花火を撮りたいとも思わない。
それはその場に行けば誰でも残せる工夫のない作業と化しているからだ。
もっとも、お人払いが大好きなボクにとって人混みに出向き、人の波にもみくちゃにされ、
ガチャガチャと騒々しいことに耐えて、その場行く・その場にいることが不可能に近いのだが。
見事でキレイでイイネ沢山もらえれば何でもいいSNS厨と違い、
撮るのに手応えを感じなければやる気が出ない(特に作業はキライ)
それに花火だけ撮ってもつまらんし。
花火と裂けた尻。
なんか関係あるのか?と思ったあなた。
全く関係ございません。
8月4日 金曜日。
今度こそ、これで最後の通院。
尻、治ったねぇ~ で大腸カメラいつ入れる?
そんな流れになるハズだった我が尻。
が、またまた硝酸銀で尻の一部を焼かれ、
尻の穴に指突っこの卒業も持ち越しである。
(いつまで指グリをやられるのだろうか?)
しかもグリグリ深さと強度が増して容赦なしで痛かったぞ
人の好みは千差万別であり、いろんなフェチがあることも存じてはいるが、
あれが気持ち良くなることは絶対にないだろう。
ケツが丈夫なのも考えもんである。
(用途外の使用は法律で固く禁止されております)
で、普通に考えれば裂けた尻がくっついたら治る。
そう考えるであろう。
だが、裂けていなければならないところは裂けていなくてはならない。
その裂けていなければならないところも含めて大きく尻を裂いたのだが、
裂けているところは裂けてままで皮膚が再生されなければならないのだ。
えぇ~~い ややこしい。
分かりやすい例えで言えばアコーディオンを考えればよい。
あれはヒダヒダがあるから空気を貯めたり吐き出したりして音が出せる。
もしヒダヒダがくっついたら(裂けていなければ)伸び縮みできないから音は出ない。
尻の穴も同様だ。
ヒダヒダがあるから伸びたり縮んだりして排便と封止が完璧に両立できるのだ。
広がれば表面積が稼げ、縮まればコンパクトになる。
通常時の尻の穴に比して特大のお便さんが出せるのは、この魔法のおかげである。
つまり、元々裂けていた部分は裂けたままで皮膚が再生され
ヒダヒダが維持されていなければならないのだ。
だが、皮膚のない組織が密着していると、くっついたまま組織が再生される。
一見問題なさそうだが、ヒダヒダでなければならないところがくっつくと、
お便さんが通る時、また裂けてヒダヒダに戻ろうとするのだ。
そこにバイキンマンが悪さして避けたところに不良肉芽が発生し硝酸銀の出番と相成るわけである。
どうもワシ、大事大事し過ぎてくっつけておくからいつまでも治らないという、
小心者ならではの罠に陥っていたようである。
で、主治医に命じられたのが定期的に蹲踞(そんきょ)をすること。
お相撲さんが股を開いて腰を下ろすあの姿勢だ。
立っていても座っていても寝ていても尻はすぼまる方向になり、
ヒダヒダがくっついてしまう。
そこで定期的に尻を広げ、裂けたまま皮膚を再生させようというのだ。
ちなみ、昨日ある方と楽しい時間を過ごしたが、
お楽しみ中も定期的に蹲踞して股裂きならぬヒダ裂きを欠かさなかったのは
ナイショである。
裂肛根治術の予後を遅らせる不良肉芽。
患部を清潔にして発生を防ぐのが理想ですが、
バイキンマンが列をなして通る場所であり、
仕事中にシャワーで患部を洗えるわけでもないので、
清潔感を維持するのは言うほど簡単ではありません。
※温水洗浄便座+除菌ティッシュによるケアはシャワー+石鹸洗いには敵いません
※業務内容によってはマメに患部の洗浄は行えない状態です
傷口に不良肉芽が発生してしまったら早めに除去してもらうのが理想です。
では、不良肉芽の発生は、どのように確認すればよいのか?
まさか鏡で患部を見れる剛の者はそうはいないでしょう。
そこで、紙パンツや尿パッドにつく分泌物で判断します。
出血が止まって1週間くらいは膿が出るのはやむを得ないと思いますが、
いつまでも膿などの分泌物がなくならない時は、
診察日を変更し早めに患部を見てもらってください。
私の場合だと、術後2週間後は問題なしの診断でしたが、
その2週後の術後1か月の診察で不良肉芽ができていました。
この間のイベントですが、
・暑くなってきて湯船につからずシャワーに変わった
・分泌物が減ってきて尿パッドの交換回数が減った
これらの要因で患部が不潔気味になって再生組織が菌に侵され、
不良肉芽の発生を促してしまったと思われます。
不良肉芽を焼いて出血しても翌日には血が止まり、
翌々日には分泌物の発生もなくなったので、
正常な組織再生が行われれば、速やかに分泌物は出なくなります。
術後2週間後の診察後、いつまでも分泌物が止まらない場合は、
不良肉芽の発生を疑い、早めに診察していただくことをお勧めします。
私の尻ですが
金曜日に診察し、皮膚の再生が進んできているそうです。
まだ一部不良肉芽があったので少しだけ焼きましたが、
あと少しで普通のお尻に戻りそうな今日この頃。
リアル野球盤 ミニチュア風。
手術とは?。
早い話が切創である。
この手の傷(組織の欠損や損傷)が回復していくメカニズムが肉芽。
肉芽とは欠損した細胞部分に新しい毛細血管ができた後に形成されていく粒上の組織のことで、
まあ光沢のあるキレイなピンク色の小さな肉の塊といったところか。
肉芽はその後、組織の収縮と皮膚の形成を経て傷の修復完了となる。
黄門様というのはバイキンマンの塊が通過する過酷な場所である。
この肉芽が細菌に侵され、正常な肉芽の形成が阻害されると、
肉芽が浮腫状になって肥大し粗くなっていく。
(まあ、半グサレのような状態とでも申しましょうか)
これを不良肉芽と呼び、こうなるとそれ以上の回復も皮膚の形成も行われなくなる。
と診察で人の尻の穴をいじくりながら先生が宣う。
どうりで温水尻洗い機のパワー最少でも妙に傷口がピリピリ痛むわけだ。
皮膚のない組織が丸裸で放水をモロにかぶれば、そりゃ~痛いよね
硝酸銀で焼くね。
なんのこっちゃ?
だがハイというしか手はない。
ジリジリ、ジリジリ。
元々尻の痛いところがピリピリ痛む。
不良組織(不良肉芽)を硝酸銀をつけた綿棒?で焼いて不良組織をそぎ落とし、
再び人体組織の再生を一から促すわけだ。
不良肉芽は2週間放っておくといつまでも治らないから
正常な肉芽が形成されるまでは毎週通うしかないね。
最後に指を突っ込まれるが、こちらはスルッと入って痛くもなくなった。
むっ!。
穴は順調だな 穴は。
あとは傷口のケアであるが、
う~ん、
もっとケツをこまめに洗うべきか?
黄門様に問題のない方がこの記事をみることはないと思うが、
バイキンマンが列をなす過酷な環境下にも負けることのない、
元気な黄門様お持ちの方は、丈夫な黄門様に感謝なさることですな。
ともあれ今日傷口を焼いたせいでまた出血したらしい。
(医者であて布をされたが、まだ外して惨状は見てない)
今日、やっとこさオムツンを外してオマタが解放されたというに、
またオムツンに逆戻りである。
このオムツン!。
とれるのはいつになるのだろうか?
2023.7.4 通り雨の後の虹(よく見ると二重です)
ケツの腫れはかなり回復し、気持ちはこの夏空のように晴れ上がってきました。
手術から今日で3週間。
出血はほぼなくなりましたがオムツにはまだ膿が付きます。
当てモノが外せるのはいつになるのやらですが、
付着量はかなり減り、オムツ交換は1日2回で済むようになりました。
追加で購入は避けたい。
痛みの方は便座に座った時にひきつるような弱い痛みが残ってます。
排便時の痛みはほぼないですが、
まだ傷が完全にくっついてないようなピリピリと痛むときも。
患部を取り除いて周辺の組織を引っ張って縫い合わせたために、
完全に塞がってなかったお尻の穴は、
縫い合わせ部のふくらみも少しづつお尻の穴の奥に引っ込み始め、
意図せぬ便漏れのリスクもだいぶ軽減してきた。
痛みや違和感による歩行への抵抗感も薄れ、
ほぼ普通に歩けるようになったのは朗報ですが、
ゴールデンウィーク直前に痛みだして、まともに歩けなくなったせいか?
前回の内分泌の診察では塩分摂取量が半端なく、
早急に健康生活に戻さねばなりません。
やっぱ運動って大事なんだなぁ
ただ、オムツを履いて歩くのはいろいろ問題があって、
オムツが外れるまではウォーキングはかなりやりづらい。
オムツが外れるまで、あと1週間かなぁ
会津のシンボル 磐梯山の爆裂火口
入院中から退院直後までの痛みと出血について、
痛みはそうでもなく、
出血も順調に減っているとお伝えしましたが甘かったぁ。
仕事を再開し動き回ると尻がこすれたり、
体制によっては圧迫されたりねじれたり。
傷口が開くことはないと思いますが、
くっつきかけた縫合部分にダメージを与えることには変わりなく、
出血は増えたり減ったり。
痛みも傷の部分がチクチク痛むものから、
排便後のズドーンという痛みまで。
こちらもお尻の酷使状況によって強く傷んだりそれほどでもなかったり。
痔の手術を経験なされた諸先輩方によると、
2週間くらいは出血したらしいので、出血についてはあと1週間の我慢。
痛みもそれと同じと信じたい。
昨秋から毎日尻と排便のことばかり気にしていた人生ですが、
あと1か月チョイでそれともおさらばできる(はず)。
あとは予期せぬ便漏れに気をつけねば。
20年後の先取 (;^ω^)
裂肛の根治術後の日常生活において注意すべき点については、
術前、術後に主治医から何度も説明を受けます。
(傷のケア以外の話です)
まあ、いわゆる普通の生活が気兼ねなく行えるようになるには
1か月半程度(45日)はかかると言われています。
自宅療養中はともかく、仕事を再開したら特に注意しなければいけないのが
予期せぬ脱糞
【排便のメカニズム】
よそ様のことはわかりませんが、筆者の場合は便の閉鎖弁が2か所あります。
一つは直腸の出口(医学的な用語は使いません)。
もう一つが今回処置を施した肛門です。
通常便意は、まず第一閉鎖弁(直腸の出口)に便が到達すると起きます。
この第一閉鎖弁は強固な密閉機能はないようです。
そこで我慢を続けると第一閉鎖弁を押しのけて第二閉鎖弁(肛門)に到達します。
(ここんところ、なるべく肛門を使いたくないので限界まで我慢)
第二閉鎖弁は強固な密閉機能があり、普通はここで排便まで耐えます。
この第二閉鎖弁で我慢する状態が「あ~ ウンコ出そう」のあの感覚になるわけです。
術後の筆者のお尻は
触るとポンデリング(ミスドのアレ)の縮小版みたいな感じです。
(さすがに見る勇気はない)
穴が貫通しているかどうかはわかりませんが、
しっかり閉鎖はされていないと考えていいでしょう。
で、第一閉鎖弁を乗り越えた便がある状態、
かつ、おならのガスがある状態で腹圧がかかる行為をすると、
圧縮されたおならが不完全な第二閉鎖弁を打ち破って出てきます。
昨日1回実体験しました。
そして、見事にガスと一緒に身も出ました。
咳、くしゃみはヤバいです。
まあ、自宅療養中はいいのですが仕事中は・・・。
そそうした味噌は尿パッドが受け止めてくれるので被害は最少ですが、
仕事中ですぐにパッドを交換できない場合はねぇ~。
(出た量にもよりますが)
仕事で力む場合は注意が必要です。
2023年6月17日 退院後のリハビリ撮影
塩川町御殿場公園の花しょうぶ祭り(深夜の部)
退院3条件を無事クリアし晴れて退院。
帰りがけに紙パン、尿パッド、昼と夜のジャンク飯を買う。
ここで一番大事なのは?。
尿パッド
尻から分泌物が出るのでパンツがすぐに汚れます。
術後はほぼ血。
出血が収まってくるにつれて膿の割合が増えてきて、
今日6月18日は出血1に対して膿などが9割。
傷は塞がりつつあるが、
まだ防御膜(皮膚なり粘膜)は完成せず、
細菌の塊(ウンコ)なり何なりを体組織から隔離できてないことがわかる。
もう二度と私は必要としないハズだが、
自分の知り合いが世話になることもあるかもしれないので、ここに記録する。
6月15日 ガーゼなどへの付着量から
術後18時間後の出血量はおちょこ4杯分くらい
ちなみに便座にしばらく座ってても血が滴ることはない
トイレで尻洗い後にふき取るペーパーにはハッキリした血がつく
お尻をキレイにしても1時間するとお尻がヌルついてくる
6月16日 尿パッドに付着する血の色は時間とともに薄くなっている
血の量は24時間でおちょこ1杯分くらい
血が薄くなる代わりに茶色い液体(膿)が増えてくる
割内は血3、膿7くらい
トイレで尻洗い後にふき取るペーパーにはハッキリした血と膿がつく
お尻をキレイにしても2時間するとお尻がヌルついてくる
6月17日 シミは縁が赤く内側が茶色
割内は血1、膿9くらい
風呂上がりに尻を拭くとタオルがピンク色になる
トイレで尻洗い後にふき取るペーパーにはうっすらした血と膿がつく
お尻をキレイにしても数時間するとお尻がヌルついてくる
6月18日 シミは縁が赤い細い縁取りくらいになりほぼ茶色になる
割内はほぼ膿
トイレで尻洗い後にふき取るペーパーにはわずかな血と膿がつくが
血が付かないことが多くなる
お尻をキレイにすればお尻のヌルつきはあまり感じなくなる
術後4日。
まだ歩くのは尻に響きますが、ここまで回復してくれればナイスです。
毎日更新!暇なの?。
決まってるやん。
欲しいバイクは?。
ハーレー ダビッドソン。
今の俺は?
シーリー(尻) 濡れっと損。
2023年6月16日 7:05
主治医の朝の回診でのこと。
(小汚い)尻をチラ見した先生からこう言われた。
「昨日、風呂入った?」
いや、昨日は入らず今日入ります
昨日の俺の様子から痛がってなかったので、
もうちょっとアグレッシブな行動を期待していたのかな?。
いささか拍子抜けに見えたのは俺の気のせいではないだろう。
「退院の条件は次の3つだよ」
「1.ウンチが出ること」
「2.傷のケアが自分でできること」
※入浴・温水洗浄便座での温水洗浄・消毒など、清潔さの維持ですな。
「3.痛みへのケアができること」
長年、尻の術後の患者を数多く見てきた眼力は伊達ではない。
患者(俺)に余裕があるのがわかるのだろう。
術後のケアについても看護師の手を借りていないのも聞き及んでいるのかもしれない。
自己管理ができるのであれば、問題がないのに入院させておく理由もない。
という先生の雰囲気を察知したので覚悟を決めて排便に行く。
(実は昨日1回出ているが腹圧をかけるのは良くないので、昨日は深追いをしなかった)
ここで一つわかったこと。
もちろん毎食野菜をたらふく食っていた影響は大きいと思うのだが、
身体に悪い食い物、いわゆる間食、ペプシゼロ、コーヒー牛乳などを摂らないと
ウンコになりにくいのだな・・・・と
日常生活ではガスは出るわウンコは出るわ(1日3回)だったのが、
カスっ屁すら出やしない。
便意は来るのだが、普段のように耐えがたい便意には程遠いマイルドさ。
日頃、いかに無駄なものを食って腹回りの維持に貢献しているかよくわかったわ。
話が剃れたが覚悟を決めて一出しする。
出てくる時も痛みはなく、術前の裂け人だった頃の方が、
はるかに違和感や痛みが気になるくらいだ。
スゲっ
ちなみに温水で洗う時は、皮膚を引っ張り上げるために切り目を入れたところが沁みる。
便も見た目に血が付いてるようには見えないし、血が滴ることもない。
スゴっ
医学の進歩
凄腕の先生
的確なサポの医療スタッフの皆さん
優秀な患者(俺)
に感謝ですな
これで退院3か条のうちの2つはクリアした。
あとは入浴でボディソープでケツも洗えれば任務完了である。
(ゴシゴシ洗ってもいいけど、その勇気はないよねと挑発されたが優しく泡で洗いますわ)
追伸
術中の先生と助手の方の会話を聞いていると
設備屋のプロとしてみた場合、今回の結果が至極当然のことだとよくわかる
(もちろん人体は千差万別なので先生は確実に××とは言わないが)
5げん主義(現場・現実・現物・原理・原則)
に沿ってしっかり対応がなされていた
尻の穴の構造
再狭窄をどのようにすれば防げるのか?
その原理と実際の処置
そうすることにより尻の穴は回復過程でどうなっていくのか?
過去の術式で再狭窄が起こる理屈
そういう場合の対応などなど
この会話は設備の修理屋としては時間つぶしに丁度良かった。
なんてったって、されるがまま、たまに返事するくらいしかすることないしね
診察の時、むやみやたらに尻の穴に指を突っ込んでいるのではない。
医学により施された処置が理屈通り人体に通じているか?
これを確認しているのだ。
そう思うと率先して尻の穴を差し出して・・・・。
とはいかんよねぇ~(;^ω^)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まだ、つづく
ナントカまぐろ丼(名前忘れた)
塩釜水産物仲卸市場
あ~ マグロが食いてぇなっと。
入院中に成すべきことは、
ブログを書くことでもありませんが(;^ω^)。
(ましてやネットサーフィンしまくることでもない)
2023年6月15日
昼食後をもって点滴も終了し、ようやく自由の身になった。
(くれぐれもゆっくり動くことと、尻の扱いに注意するようくぎを刺されつつ)。
先生は入浴を勧めていたが、尻にデカいガーゼの砦があり、
さらに尻の穴の中にも出血緩和のガーゼがぶっこんであるという。
入浴中に血まみれのガーゼが床にボトってのも厄介だ。
先生は朝、人のケツをまくって「あ~よしよし」って言ってたが、
なんとなく便意も来た感じがするので
何が「あ~よしよし」なのか確認すべく恐る恐る御開帳してみた。
紙パンは薄く血が滲んだあとがそこかしこにある。
ゲッ 血が防壁を突破してるのかい。
ガーゼの防壁を外す。
ガムテープの粘着力がスゴイ(強制脱毛じゃ)
ボトッ(落ちた)
真っ赤な血染めのガーゼかと思いきや汗で薄まっとる。
流血が続いてるわけではないな。
なるほど
「あ~ よしよし」
だ
便座に座り尻穴付近を温水洗浄で洗う。
薄い赤い液体が便器に落ちていく。
ケツをまんべんなくローリングして洗い残しがないように洗う。
ポチャン
あっ 流血緩和のガーゼが落ちた。
こちらは真っ赤チン。
トイレットペーパーで尻の水分を受けると薄まった血が付いてくる。
尻の穴を切り刻まれ縫われているので痛いかなと思ったが沁みる程度だ。
仕上げはウエットティッシュで複数回満遍なくふき取る。
先生はシャワーを浴びていいと言ったが、
今後の出血状況を見るためにパットを当てた紙パンを履いて今日は様子を見よう。
ここでの血濡れ具合で今の状況を推し量り、
金曜日に排便にチャレンジし、排便後の出血状況を見る。
入院中に尻の状況を掌握しバグだしをやっておかないと、
家に帰ってから状況が変わっているのか?
それが悪い方向でないのか判断に困るためだ。
設備の修理屋をやっていると、
常を知らないと常と異なること=異常の判断ができないことは身に染みている。
正常を見極めておかなければ尻の正しいケアはおぼつかない
(そんな大げさなもんでもないけどね)
土曜日までに新しいケツとお友達にならなければならない。
こんなことをやっていると4泊5日の入院生活も存外短いものだなぁ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく
塩川町御殿場公園の花しょうぶ
2023年6月14日 イチロクマルマル時。
いよいよ手術室に向かう。
執刀は先生、男性の助手(経験値獲得込み)、女性の看護師さん2名の計4名体制である。
まな板(手術台)に乗り、まずは下半身麻酔から。
なかなか狙ったところに入らないようで4回くらい刺される。
背骨に針刺されるっておとろしい。
まあ、肉布団も筋肉も厚いので先生も大変だったでしょう。
無理して半身麻痺とかは嫌なので慎重ウエルカムである。
麻酔が入ったのでお尻熱くなってきた?と聞かれたが、
座ることでケツにかかる圧力でよくわからん。
だが、次第に足先からじんわり温かくなってきた。
おお~っ!!。
この後、4時間くらいは正座で立つこともできない時くらいの足の痺れが続くが、
これがなんとも気色悪い。
5分くらいで下半身が熱くなったのでまな板にうつ伏せになる。
最終的な体制は足は広げてやや前傾姿勢といったところか。
ここでパニックっ毛のある方(はそもそも手術できないか)、
不整脈持ちで自分の心拍を感じるのが怖い方は要注意
胸の辺りの圧迫感で鼓動を強く感じるし、
心拍のピープ音が常に鳴り響いているので、
不安症の方は間違いなくドキドキと血圧が上がるだろう。
私の前に手術した方は痛みに弱い、緊張で夜眠れなかった
というチキンなおじさんだったが心拍血圧とも大変だったらしい。
えっ? 俺?
まあ、いつ止むかもわからない不整脈の恐怖や不快感。
脳幹に突き刺さる裂肛の激烈な痛みへの恐怖に比べたらねぇ。
それらに鍛え上げられたメンタルを舐めてはいけませんぜ。
この先、希望に満ち溢れた未来を手に入れるために必要な処置なのに、
なんで怖がったりビビったりせにゃ~あかんのよ。
心拍・血圧・精神状態とも平常通りでリラックスしてましたよ
麻酔の効き具合はケツの辺りに何かが当てられているとか、
強く押されたり引っ張られているというのを感じる程度で、
ピンポイントでどこがナニされてるというのはまるで分らない。
電気メスのシステムのCUTやCAOG?が光ってピーとかパーとか言うので、
あ~ 処置はしてるんだなとわかる。
先生たちの会話や、手足の血圧計の圧迫で適度に気が紛れるし、
大丈夫ですか?とか、お尻の穴が狭かったので大変だったねとか、
今広げて楽にしてあげるねとか声がかかるので、
緊張してヤバそうな方は、
それを自分を取り戻す機会にするといいだろう。
麻酔開始から28分、手術開始から20分しないうちに手術は完了。
懸案だった尿カテも感覚が全くない状態で行われたので平気の平左。
ストレッチャーに乗せられ天井を見たまま女性に運搬されるのは、
2回目とはいえ何とも歯がゆい。
次第に麻酔が切れてくると痛みが出てくるが、
裂肛の最盛期の脳幹に突き刺さる痛みに比べれば子供だね
まあ、ケツがぶっ裂けてるときと、ちゃんとふさいであるとき、
どっちが痛いかは自明の理であろう。
ラーメンの美味いマズイ問題と一緒で、
物凄く痛かったか?まあまあこんなもんか?は一人一人感度も耐性も異なるからねぇ
以上、まだ点滴は外せてないが、如意棒はフリーなった男がお送りいたしました。
つづく・・・・・・