不整脈のトラウマに打ち勝って明るく前向きに生きる男の顛末記

明るく前向きに生きることで
不整脈とQOLをコントロールした男の生きざまを描く

2018/9/17 されど自律神経が全てではない

2018-09-17 05:26:25 | 脈△神○評○

昨日の朝からある不整脈が続いている
前回の記事で
自律神経さえ整えればバラ色の未来になる
と誤解された方がいれば、謝らなければならない
もっとも、以前の筆者の記事に割と多く出ているので
繰り返しご訪問してくださる読者の方はご存知だろう

外的要因に影響されにくく、薬さえ効かない
非常にマイペースな不整脈があることを

筆者はこの心筋を発狂する心筋と呼んでいる

こやつの前では自律神経スイッチ法は無力だ
薬も目立った効果はない
安静であろうが、活発に動き回ろうが
それに影響されて数が増えたり減ったりすることもない
食事も、睡眠も、入浴も、発狂する心筋には
何の影響も与えない
2拍に1回から10拍に1回くらいの間で
半日、あるいは1日、長ければ数日続く可能性もある
寝ている間も、ズ~ン、ズ~ンと飛んでいるのを
自覚しながら寝ることになる

元々、封印が解かれる心筋があって
自律神経は、封印を一時的に解くトリガーの一つでしかない

このタイプの不整脈を根絶するためには
狂った心筋を焼いてしまうしかないのだ(カテアブ)

人体の細胞の総数は60兆個とも言われている
人間が60兆人もいれば、狂人は一人や二人ではすむまい
そう考えれば、人体とは非常に良くできた仕組みを持っている
狂人(問題のある細胞)は
自死(アポトーシス)というシステムで排除されるからだ
ただ、心筋だけは替えがきかない
狂人を排除することも、すげ替えることもできない

科学と医学がさらに進歩すれば
  例えば縦と横に細胞一個分の幅の電磁波を発射し
  交差したところだけの細胞を焼くというような
  方法であれば、あなたは衣服を脱ぐこともなく
  診察台に寝たままでAI医師が発狂する心筋を
  ピンポイントで焼き、まるで何事もなかったように
  病院から帰れる日が来るかもしれない

  あるいはiPS細胞から培養した
  自分の新しい心臓と心臓ごと入れ替える
  ということも考えられる

病院にいき、わずか数時間で不整脈とおさらばできる
そういう夢のような時代がくるかもしれないが
筆者が生きているうちは無理かなぁ~


2018/9/15 私の不整脈の原因はやはり自律神経だった

2018-09-15 05:35:19 | 脈○神○評○

18歳で就職した瞬間から
日数や切り替わり方は変遷すれど
34年間昼勤と夜勤がある勤務を続けてきた
初めて頻脈の兆候が出たのが30歳を過ぎた頃
もう20年以上不整脈と闘い続けている

2018/8/27
その夜勤とおさらばし、月金8:00-17:00の勤務になった
そして切り替わり後しばらくは薬が必要な日もあったが
2018/9/14現在
  期外収縮は激減
  頻脈リーチなし
  ズ~ンという気持の悪い心室性もほぼ消失
  歩行、飲食での頻脈傾向もなし
  睡眠時や安静時の不整脈も消えた


そもそも、意図しない心臓の収縮(不整脈)が起きるのは?
母の体内での成長の過程で心臓の機能が完成する前に
自発的に動いていた数多くの心筋たちが
心臓の機能が完成するにつれて動くことを封印され
洞結節以外の心筋は信号を発することがなくなり
心臓が正常に動くようになっていたものが
加齢と共に何らかの要因で封印が一時的に勝手に解かれて
アチコチの心筋が勝手に動く(信号を発する)ために起こる

じゃ~ そのトリガーは何なのか?ってことで
長年色々やってきました
しかし、夜勤なしの生活だけは
自分だけの力ではどうすることもできなかったのですが

筆者が直前までやっていた勤務は
  9:00-21:00 3日
       ↓ 
     休みを1日
       ↓
   21:00-9:00 3日
を繰り返す

3日で睡眠時間は逆転し、食事の時間もガラッと変る
いいおっさんが昼にまとまった睡眠時間をとるのは
ほぼ不可能なので年がら年中睡眠不足
自分としては、特に体調が悪いという感覚はないが
身体の方は相当無理をしているのは想像に難くない

まさに自律神経にとっては 「なんじゃこりゃ~」状態
この自律神経の混乱が、封印を解くカギなのではないか?

まだ半月程度なので結論を出すのは早いのですが
これからどうなるかが楽しみです


【追伸】
えっ?
私は夜勤やってないけど不整脈が出てますけど
ですって?

重要なことは夜勤をやるかどうかではなく
昼はしっかり交感神経を働かせ
夜はしっかり副交感神経を働かせる
しかも、それは毎日、同じリズムで繰り返される必要がある

昼に寝たり起きたり
夜に良く眠れず寝たり起きたり
交感神経と副交感神経がどっちつかずでは同じこと

食事、睡眠、運動、生活リズム
これらを一定にすることが自律神経を整えるということ

ちなみに、実質7:00-19:00で5日間働いてるので
12時間5日(休出時は6日)働いており
夜勤有り勤務よりも疲れてます
夜も22時が限界で起きてられません
木曜日辺りは疲労感も半端ありません
それでも・・・・・・
自律神経が整っていれば不整脈は出ない?

つまり、疲労そのものは不整脈には関係ない?

コレも併せて検証していきたいと思います。


苦しい不整脈は止められないの?

2018-09-09 06:10:08 | 脈○神○評○

2段、3段、心房細動など
苦しい不整脈に苦しんでる方が
なんとかそれを止めたい
出ないように抑制したい
と強く願う気持ちは痛いほどわかります

抑制する方はなんともいえません
筆者程度の発生頻度では
薬や自己療法で減った減らないの判断が難しいからです
1ヶ月などという短期ではまず計れません
3年間で、そういえば減ったな程度の
スパンと感覚的なものでの判断となります


では、止める方はといいますと
ご希望を打ち砕くようで申し訳ありませんが
まず思ったようには止められない
と考えていた方がいいです

2段、3段が止まらないような時の心臓は
異常な興奮状態にあって、筆者の経験上では
飲みつけの薬を飲んで止まったぁ~
と実感したことは数えるほどしかありません

ただ、レートを下げたり
乱れの数が半分になるだけでも随分楽になります
自分に合った薬を見つけ、必要な時に薬に頼る
これが最も近道です

他には、自律神経をスイッチする
これによって収まることがあります
例えば食事で誘発される時期は
薬が一番、寝るのが二番です
就寝中や安静時に起こるときは
逆に、薬は効きません
安静とは逆に、食事をしたりアクティブに動き回ると
収まることがあります

我を忘れて集中することで止まることもあります
  誰かと会話する
  集中してブログを書く
これであっさり収まったことも少なくありません

十年経って、このレベルでしかお話できない
不整脈ってのは一筋縄ではいかない
実に厄介なヤツなのです


【こうなったらキケンな兆候です】
  薬を飲んだら具合が悪くなる
もちろん副作用はゼロではありませんが
ほとんどは精神面からくるもので気のせいです
処方された量で、とてつもなく具合が悪くなるなどというのは
体質が合わなかったなど、極めて稀なケースを除けば
ないに等しいレベルです
  薬は信用できない
薬が信用できない段階と言うのは
精神的に非常に危険な状態です
それにプラスして
自分は特別なケースだから
よく言われる常識や他人の経験は当てにならない
あなたがこう考えていたとしたら
心身症に飲み込まれる半歩手前です

そう思う気持ちはよくわかります
私もそうでしたから

ですが、そう殻に閉じこもっても何も変りません
ましてや、良くなることなど絶対にありえません
それだけは強く言っておきたいと思います


不整脈から逃げると悪化します

2018-09-08 05:46:31 | 脈○神○評○

人は心房細動なり、頻脈なりの苦しさ・恐ろしさを体験すると、だいたいは心が折れ、トラウマになります。そしてその恐怖に襲われたときに行っていた行動などを避けるようになります。
筆者は映画館でバイオハザード3の鑑賞中、クライマックスの場面で頻脈になってからは、映画、ドラマ、地震などの天災、事故などのアクシデントといった緊迫することが予想されるような場面で必ずパニック症(頻脈・過呼吸などの呼吸困難)を起こすようになりました。そして音に異常に敏感になり、ドアの開閉や食器洗いなどの日常の音にさえ過剰に反応してパニックを起こすようにもなったのです。
また、その場から自由に動けない=逃げられない状態、例えば会社で発表会に出た際の自分の順番待ちの時の緊張感や、手術台での簡単な手術、ベットに安静にしての心電図とりなどでも必ずパニックを起こしました。
そこからさらに泥沼へ一直線に落ち、コーラなどの炭酸飲料が喉を通る際の刺激さえマズイのではないか?。この食べ物は刺激がある(ニンニクやショウガ・香辛料など)など、ありとあらゆることを不整脈の原因に結びつけ、何もできない状態に。また、自分の心臓の鼓動感じることなど絶対に許容できず、心拍を感じないように寝るなど、もはや精神病患者一歩手前までいったことがあります。

今は?
アルコールを飲まない、雪かきなど脈の乱れが起きそうなときは薬を飲むということに注意する以外、特に日常生活に制限は設けてません。まあ、いろいろ自分なりの民間療法を行ったり、ダメな時は薬に頼るなどして、乱れの絶対数を減らせたことにより、いわゆる恐怖心を感じにくくなったこともありますが、大切なことは精神面からくる乱れを大幅に減らせたこと。

あくまで筆者の経験上の話ですが、自分が乱れの原因だと感じてる(思い込んでる)ことのほとんどは乱れとは関係ないと思って間違いありません。確かに乱れることもありますが、乱れないこともあるのであればそのこと自体は乱れに関係ないのです。

まあ頻脈、2段3段、心房細動っぽい乱れ、いずれも今現在も根絶できたわけではありませんが、コーラも飲んでますし、香辛料などの刺激物も普通にとってます。映画もドラマも見られるようになりましたしパトカーや救急車のサイレン、地震の揺れでもパニック症につながることはほぼなくなりました。

頻脈になった時、その心拍を冷静に観察できるようになる・・・・そういう冷静さを身につけることができたとき、少なくとも精神面からくる乱れは、大幅に抑制できるようになるはずです。

簡単なことではないかもしれませんが
逃げると間違いなく悪化します
不整脈からおきる心身症の軽減には
それが治ることはなく、長く付き合う必要があることを認め
不整脈に向き合うことが大切なのです。